[58]香港版治安維持法 急ぐ中国 、 労働組合、学生団体はたたかう構え

香港安全維持法案、月内成立、7月施行か
労働組合、学生はスト権投票

 中国全国人民代表会議・常務委員会は、香港安全維持法を6月中にも成立させようとしています。常務委員会は香港安全維持法案を6月20日に発表し継続審議として閉会しました。通常1~2ヶ月に一度の会議を1週間後の28日に再招集するというのです。反対運動が大きくなる前に急いで成立させようとしています。7月1日は英国から中国に香港が返還された記念日で、昨年は香港行政府と中国にたいして大規模デモが行われました。

悪いことを決めたい人は、いつでも大急ぎでやるものです。警戒しなければなりません。

労組側はゼネスト決行に向け組合員6万人の投票参加を目安としていたものの、参加は8943人にとどまりました。投票参加者の95%がゼネストを支持しました。

「中学生行動プラットフォーム」は、授業ボイコットを行わないと発表。投票所での支持票が3393票と、目標としていた5000票に届かなかったという。電子投票分も合わせると9910人の88%がボイコットに賛成したと報じられています。(Bloomberg参照)

 香港版治安維持法の制定に最後まで反対する労働組合、学生団体はがんばってほしい。弾圧を警戒し、職場、大学、地域で地道に闘う輪をつくる努力をしている労働者学生に思いを馳せ、日本の労働組合は支援の声を❗️