[98] (投稿) GO TO迷走、人事は森友論功行賞

◆◆◆ ありがたい観光業ぬか喜び
◆◆◆ キャンセルは良かったのか分からない
◆◆◆ ほとんどは東京の人ストップに
◆◆◆ 振り回すトラブル続きもういやだ

         コバヤシイッチャッタ 作

 「朝令暮改」と揶揄される「Go To トラブル」です。業界筋は「歓迎という声」あり、「これ以上、振り回さないで」という悲鳴ありで大混乱です。推進している政府は「キャンセル料」を、どのように捉えているのかも分かりません。また、詳細な・訳の分からない10万円配布の時のような「システム」を使うのか、申請手続きも難しくて「届け」を何度も書き直さなければならないのかと苦悩を抱える業者もいます。
 また、東京からの旅行客の予約が多く入っていて、「政府に東京を除外され」て「キャンセル料」を「取るか取らないか」を考えたすえに、上述の「悲喜こもごも・泣き笑い」劇をやらされる観光業もたまったものではないと怒りの声も上がっています。
 「キャンセル料を払えばいいというものではない」ということです!! これでまた、安倍内閣の支持率、信頼度が極度に低下しています。当然ですが。

 ◆◇◆ もり蕎麦で「活躍」した人昇格に
 ◆◇◆ 忖度(そんたく)をしておくならば昇進に

           ヨサフソン 作

 報道によると、財務省の次官に主計局長の太田充氏が昇格し、波紋を広げています。太田氏は、「森友学園」への国有地売却をめぐる決裁文書改竄(かいざん)に関して、終始、安倍首相の擁護に回った人物である(佐川宜寿元理財局長のちに「国税庁長官」に昇格)。「アベチャンを擁護した人物」はすべからく昇格人事の「対象になっている」わけですが、このような人物が、財務省の立て直しには不適当との声が上がっています。
 太田氏は、公文書改竄を主導した佐川宜寿元理財局長の後任として国会説明を担当し、首相夫妻の関与や職員の関与を認めなかった人物です。主計局長は「次の次官」とされ、今回の人事は既定路線とされるが、太田氏は改竄の結果責任で「文書厳重注意」を受けた。森友問題が財務省内での昇進に全く影響を及ぼさなかったことになります。
 文書改竄後に自殺した元近畿財務局職員赤城俊夫さんの妻は国と佐川氏を提訴し、係争中です。妻は手記で太田氏の説明について、「詭弁(きべん)を通り越した虚偽答弁」と指摘しています。
 読者の皆様はどのようにお考えになりますか?

                  批評禍 石川木鐸(ぼくたく)