[109]感染症の拡がり、失業者 の増加

 コロナウイルスの感染拡大に関連した解雇や雇い止めの人数(見込みを含む)が初めて4万人を超えました。厚生労働省によると29日時点で4万32人に達しました。約1カ月で1万人増えた。

 厚生労働省が2月から全国の労働局やハローワークを通じて日々の最新状況を集計しています。実際には解雇や雇い止めの人数はもっと多いとみられる。2万人から3万人に達したのも約1カ月だった。毎月1万人ペースで増えています。。
 4万人のうち宿泊業と製造業が最多で、飲食業、小売業とつづいています。
 
 全国的に感染は拡がっています。7月30日は感染確認者が過去最多の367人となり東京都知事は酒提供店、カラオケ店の休業要請にふみきりました。
 補償は20万円だと言います。これでは店はやっていけないと思います。国も都も拡大し続ける感染症にお手あげとなり、なにもしないわけにないかいから小出しの対応をしているにすぎないと思います。
 感染症の検査・受け入れ・治療の体制を確立することが何より問われているのです。病院の利潤を度外視することが前提条件です。医療労働者の生活と健康を守ることを絶対条件として感染症の対応の施設をつくれなければ事態は悪化するだけです。それは個の努力だけではできません。それを可能にする社会をつくることを考えていかなければならないと思います。
 これから製造業の失業者もさらに増えるでしょう。経営者は賃金労働者の解雇、雇い止めによって生き残ろうとするでしょう。
 労働者にとって本当に大変になるのはこれからです。
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