[133](投稿)核のゴミ処分場調査に待った

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薊(アザミ)


北海道新聞電子版の報道で、

「核ごみ調査 9月判断反対 知事、寿都町(すっつちょう)延期要請へ」という記事がありました。
 以下はその全文です。お読みいただければ幸いです。

知事、核ごみ調査9月判断反対 寿都町に延期要請へ
08/18 05:00
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 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、文献調査への応募を検討している後志管内寿都町が9月中に是非を判断するとした想定スケジュールについて、鈴木直道知事が反対する方針を固めたことが17日分かった。同町は住民の意見を元に判断するとしているが、知事は周辺市町村などの意見も考慮するには十分な時間が必要だとして、判断時期の延期を求める方向で調整している。

 文献調査は、核のごみ最終処分場の建設地選定に向けた第1段階。寿都町の応募検討を巡っては、小樽市の迫俊哉市長が再考を促す考えを示しているほか、後志管内の周辺町村からも説明を求める声が出ている。関係者によると、処分場選定の手続きが進めば影響は北海道全体に広がるため、知事は道内の幅広い声を反映した上で判断するべきだとの考えを近く表明する。

 同町は、26日に町議や町内経済団体との意見交換会、9月中旬までに一般住民向け説明会を開催し、住民の意向を踏まえて9月中に判断する構えだ。同町が判断時期を延期すれば、文献調査開始を条件に国が交付する最大20億円の支払時期が遅れる可能性がある。

 道は14日、同町に対し核のごみの最終処分場を「受け入れがたい」とする都道府県唯一の「核抜き条例」を順守するよう要請した。ただ、条例には市町村に対し核のごみの最終処分場の受け入れ拒否を強制する拘束力はない。


◆◆◆ 核のごみ被害甚大人心にも


     角野凶腑(かくのきょうふ) 作


 過日も、「核のゴミ」の件についての意見を書きましたが、「核抜き条例」が強制力はないとのことですが、「核のゴミ」はこの地球上のどこにもない方が良いに決まっています。

 福島の原発事故、チェルノブイリ原発事故、スリーマイル島原発事故などのことをよくよく見れば、核から放射される放射能の生命体に与える甚大な影響は計り知れないものです。

 福島の原発事故は未だに収束していません。冷却するためのタンクが不足する寸前まできていて、漁業者だけでなく、農業を営んでいる方たちにも不安の声が上がっています。汚染水を海に放出するということは、生物を通して、核のゴミのリサイクルを引き起こし、最後には、食物連鎖で、また人(とともに動植物全体)に核のゴミが戻ってきます。水を構成する水素は、放射能を帯びると「重水素」となり、遠心分離機で遠心分離しても、普通の水と重水素でできた水の「重さ」はごくごくわずかな差しかなくて、分離できないのです。

 ですから、東電は「重水素を含む汚染水を海に流すのが最も経済的」だから、海に流すというのです。もちろん、漁業者は反対しています。



 これからも、原発を廃止して核のゴミを増やさないように、労働者・国民の皆様は、共に反対していく必要があると思います。

 読者の皆様はどのようにお考えになりますか?



     批評禍 石川木鐸(ぼくたく)