収穫
核ごみ対応 世論にらみ 寿都町が調査応募検討 知事 機先制し「反対」喚起 町長「丁寧な議論」に修正
08/22 09:48 更新
ネットの報道によると、
鈴木直道知事と後志管内寿都町の片岡春雄町長が、同町が原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた国の調査への応募を検討している問題で動きを活発化させている。
21日には知事が調査に反対する姿勢を鮮明にしたのに対し、町長は応募に前向きな姿勢を維持しつつ、町民に「丁寧」な議論を約束する配慮も見せた。同町が調査に応募するかは最終的に世論に負うところが大きいとみられ、知事も町長も当面は世論にらみの対応を続けそうだ。
「(町内で)議論が行われるにあたり、私の考えを明らかにすることが必要だと考えた」。知事は21日の会見で、寿都町で文献調査が行われ、第2段階の概要調査に移行する場合は「反対」すると明言した理由について、町内での議論を見据えたものだと強調した。
核のごみ最終処分場の選定手続きで国が知事の意見を求めるのはまず、約2年間とされる文献調査が終わり、概要調査(約4年)に移行しようとする時だ。
寿都町は文献調査で最大20億円、概要調査で同70億円もの交付金が支給されることを応募検討の最大の理由に挙げるが、知事は「(知事意見により)調査が進まない可能性がある地域に国民の税金が使われることは事業の進め方としてどうなのか」とも指摘。2年以上先となる手続きにあらかじめ言及したのは、反対世論を喚起して、寿都町の気勢をそぐ効果を狙ったためだ。
ただ、核のごみを排出する北海道電力泊原発(後志管内泊村)を抱えながら、処理場建設を否定する知事の姿勢は、核のごみを他地域に押し付けることにもつながり、原発推進派、反対派の双方から矛盾を指摘する声が出ている。
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今回の問題は、報道の最後のパラグラフで、核の廃棄物を生成する北海道電力泊原発(後志管内泊村)を抱えながら、核廃棄物を埋め立てる廃棄場を否定するという「矛盾」をどうするのかも、知事を先頭とする、廃棄物処理場を否定する立場に立つということを我々労働者・人民は、さらに深く考えていくことです。かつて、福島原発が地震で破壊されました。津波による電源喪失という見解もありますが、その津波の前に、地震が原発の複雑な配管等を止めたので、メルトダウンしたのではないかという見解が残ったままです。政府筋の「御用学者」もどきは、否定していますが。
それはさておいても原発がなくても、産業も生活も一向に支障をきたしませんでした。原発から生産されるエネルギーがないと「暑い夏は乗り切れない」という「脅し」も出されましたが、今夏も高齢者の死者が「熱射病・熱中症」で亡くなっています。高齢者で、お金がなく、お金を惜しんでクーラーや扇風機を使わない、使えない、使うことを惜しむなどで、今夏は新型コロナで死亡するよりも、多数の方高齢者の方たちが他界されましたが、電力不足が原因ではないということは確かだと思います。
いろいろな地域の原発の再稼働が始まっています。あるいは稼働が始まろうとしています。これこそ、全く不要な核のごみの増産に拍車をかけている・かけるのではないでしょうか?
ごみ廃棄問題解決は必須ですが、それ以上に「ごみを作らない」という力を発揮するために、労働者・人民の力を結集し、食い止めることの方が大事ではないでしょうか!!
◆◆◆ 核のごみ出さないように行動す
角野廃棄仏(かくのはいきぶつ) 作
◆◆◆ 分け入っても分け入っても核のごみ
種田三等価(たねださんとうか) 作
◆◆◆ 塵(ごみ)が増え投げどころなし金もなし
正岡可笑史記(まさおかおかしき)作
◆◆◆ 払ってる原発代金稼働せず
角野辰三(かどのたつぞう)作
◆◆◆ 払い込む料金にも原発費上乗せされて泣きを見る
石田破鏡(いしだはきょう)作
批評禍 骨川筋衛門