[149](投稿)寿都町長、説明会強行へ

夜明け
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以下は「北海道新聞」からの引用です。
① 核ごみ問題、経産相「知事と会う」 寿都町要求の文書、作成へ
09/02 05:00
「いずれは最終処分しなければならない」と高レベル放射性廃棄物の最終処分場の必要性を強調する梶山弘志経済産業相
 梶山弘志経済産業相は1日、北海道新聞のインタビューに答え、後志管内寿都町原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募を検討している問題に関し、鈴木直道知事との会談に意欲を示した。「日程が空いていれば、知事指定の日時で会うつもりだ」と述べ、文献調査の次の段階の概要調査に進むことに現時点から反対を表明している鈴木知事に、直接理解を求めていく考えを明らかにした。

→梶山経産相の一問一答


 知事は3日に予定される寿都町の片岡春雄町長との会談後、経産省を訪問したい考えで、道が経産省と日程を調整中。梶山氏は「適切なタイミングでご意見をしっかり伺いたい」とし、道民の不安解消に向け、文献調査の内容や意義について説明するとした。


寿都町、7日から説明会 核ごみ応募

09/02 05:00
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 【寿都原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募を検討している後志管内寿都町は1日、住民説明会を7~15日に町内7カ所で開催する方針を固めた。

 片岡春雄町長は当初、住民説明会を10日に1回開く予定だったが、町内5地区と町全体の説明会を開催する方針に変更。さらに7カ所に増やした理由について、町企画課は「より丁寧に説明することと、お年寄りが集まりやすくなるよう配慮した」と説明している。


※※※

 梶山経産相は直接鈴木知事に会って「直接理解を求めていく」という。すなわち「賛否両論あるが、現実に使用済み燃料がある」と最終処分場の必要性を強調した。また、文献調査は、道や周辺市町村の反対が直接の障害にはならないことを示唆している。要するに、「文献調査だけでもやる!!」という政府の意向を反映しているのである。
これに呼応して、寿都町では7日から「核ごみの応募」の住民説明会を開催を予定している。説明会の開催予定を変更し、町内5地区と町全体の説明会を開催する方針に変更した。
 この報道からは、どうしても「核のごみ」の処分地を、どこでもいいから早く設けたいという政府の焦りが透けて見える。原発稼働の産物である消えない「核のごみ」を地層深く埋め立てて、世間からは「見えないもの」として隠したいという意図があると考えられる。高知県東洋町では失敗したことを「教訓」にして、北海道の「寿都(すっつ)」という原発に近い場所に、人口も3000人を割っている「過疎地域」に「高レベル廃棄物=核のごみ」を「隠したい」のである。
 たとえ、地震津波で後がどうなろうと自分の知ったことではないという「黒い腹」が出ている。
放射能の恐ろしさは、福島原発事故が十分証明している。でも、「町民・道民等を犠牲にしてでも」、金には代えられないということでしょうね。泊原発の「事故を想定した訓練」もしたけれど、冬場はどうするとか課題は山積したままですね。
 読者の皆様はどのように思われますか?

◆◆◆ 隠れればどこでもよかろう核のごみ

核野捨手芭蕉(かくのすてばしょう) 作

批評禍 骨川筋衛門