寿都町"核のごみ"最終処分場の調査応募「再考を」周辺3町村長が申し入れ 学者からは地震影響の指摘も…
いわゆる核のごみの最終処分場に関わる調査への応募を検討している北海道寿都町に対し8月24日、隣接する3つの町村が反対の申し入れを行いました。午後3時30分、寿都町の片岡町長を訪れたのは、隣接する黒松内町と蘭越町の町長、それに島牧村の村長です。藤沢 克 島牧村長:「近隣自治体の意見も尊重してほしい」
3町村は寿都町が最終処分場選定に関する調査に応募した場合、周辺の自治体も風評被害で産業に大きな影響を受けると反対していて、申し入れで再考を求めました。
また情報提供を求めたほか、寿都町が当初9月中に判断するとしたことについて、慎重に検討してほしいと伝えました。
片岡 春雄 寿都町長:「寿都町が一石を投じる。劇薬かもしれない。風穴を空ける力はないが、国の役に立てればという強い思い」
隣町・黒松内町はブナ北限のマチとして豊かな自然をPRしてきました。波紋が広がっています。
住民:「子どもや孫のことを考えると嫌だな」「嫌ですね。やめてほしい。黒松内は地下水を飲んでいる人もいるし」
一方、寿都町に近い道南の4つの町も応募に反対することを決めています。
また24日、北大名誉教授の小野有五氏らで作る研究者の有志グループは札幌で会見しました。
寿都町はマグニチュード7.3程度の地震を引き起こすおそれのある「黒松内低地断層帯」に近く、影響を受ける可能性があるとして反対しました。
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◆◆◆ 断層はコロナ時代により悪(あ)しき
松尾馬生(まつおばしょう) 作
◆◆◆ 20億垂涎の的(まと)喉(のど)から手
火事山焼田(かじやまやけた) 作
批評家 骨川筋衛門