[173](投稿)国ジワリ、寿都町-神恵内村で国が説明会

f:id:new-corona-kiki:20200921051208j:plain
① 25、29日に核ごみ説明会 神恵内、寿都 国やNUMO出席 以下は北海道新聞デジタルからの引用です。
09/19 05:00
[PR]
 【神恵内、寿都】高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査を巡り、後志管内神恵内村の商工会が村の応募検討を求めた請願を継続審議とした村議会で、国と原子力発電環境整備機構(NUMO)が25日に地層処分の説明会を開くことが18日、関係者への取材で分かった。同管内寿都町は同日、国の担当者が出席する説明会を29日に開催すると発表した。

 神恵内村では、請願を審議する村議会総務経済委員会で経済産業省資源エネルギー庁とNUMOの職員が村議に説明する。住民説明会についても、今月下旬をめどに調整している。

  寿都町の説明会は29日午後6時半から、町総合文化センターで開催。定員は約300人を見込む。町の担当者が町の財政状況を解説し、エネルギー庁の担当者が核のごみ最終処分場事業について説明する。

 町が町内7ヵ所で開いた住民説明会では、参加者から片岡春雄町長に対し、地元が文献調査から概要調査に進むのに反対しても国に押し切られるのではないかとの不安や概要調査に進まなくても候補地から除外されるわけではないとの国の考えについて疑問の声が上がっていた。29日の説明会では、これらについてエネ庁側から見解が示される見通し。

②「町民に伺うと面倒」寿都町長 

 全員協議会で発言
 【寿都原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募を検討している後志管内寿都町の片岡春雄町長が、8月に開かれた町議会の全員協議会で「町民に伺いを立てて(文献調査への)勉強会をするといったら面倒な話になる」と発言していることが分かった。
 片岡町長は18日、北海道新聞の取材に対し発言を認め、「町を動かす代表である町議会や産業団体との議論を煮詰めた上で町民に説明する方針だった」と釈明した。その上で「(今月7日からの住民説明会で)町民が核のごみへの不安や国への不信があると分かった。考えが少し甘かった」と述べた。
 寿都町は2019年度から国のエネルギー政策に関する勉強会を開催。今年6月からは毎月、原子力発電環境整備機構(NUMO)による核のごみ地層処分の勉強会を開いてきた。8月7日の全員協議会は、寿都町が文献調査の応募を検討していることが報道で明らかになる前のことで、早ければ8月中にも応募を決める方針だったという。

③核のごみ調査検討 「大変ありがたい」 
 大手電力で作る電気事業連合会電事連)の池辺和弘会長(九州電力社長)は18日、東京で記者会見をし、後志管内寿都町神恵内村原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募を検討する動きがあることについて「大変ありがたい」と述べた。地域に賛否があることに関し、「分断を乗り越えて意思を固めるのが今の段階だ。分断があるから何もしないということにはならない」と応募に向けた議論の継続を求めた。
 核のごみを「受け入れ難い」とした道の条例については「受け入れるかどうかは調査後のだから、直接は関係ない」と明言し、文献調査を始める障壁にはならないとの考えを示した。

④「結論急がぬ」国の見解示す 
 核ごみ巡り経産相  
 梶山弘志経産相は18日の閣議議会見で、後志管内神恵内村議会が、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査の応募検討を求める村商工会の請願を継続審議としたことについて「国としてはいつまでにという希望はない」と述べた。結論を急ぐことなく、丁寧に合意形成するよう求める見解を初めて示したものだ。
 梶山氏はこれまで「自治体の中でどうするかだ」と市長村長の意思決定を尊重する立場で、合意形成のあり方について直接的な言及を避けてきた。梶山氏は村議会での議論を「大変ありがたい」と歓迎した。その上で「地域で検討することが重要。じっくり周知してもらいたいし、合意形成もしっかり丁寧にやってもらいたい」と述べ、住民が納得した上での応募が望ましいとの考えを強調した。


※※※ 石川木鐸の意見:寿都町の片岡町長は「町民に伺(うかが)うと面倒」という内面を露(あら)わにしても、最終処分場選定に向けた文献調査を受ける意思は固いようです。
 すでに2019年から国のエネルギー政策の「傾向と対策」をやり、いかにして20億…以上のお金を手にするかの研究をしています。お金の前には恥も外聞もない「破廉恥」な「町長」です。この点では、神恵内村の商工会も同じです。
 政府は、焦らずに成り行きを見守ています。もっといい地盤の固い、地震の少ない・地震の程度が弱い適地はないものかと想いながら、そして、そのような適地の市町村が手を挙げてくれないかと待っている様子が窺(うかが)えます。地層だけでなく、高レベル放射性廃棄物の運搬なども考慮に入れてのことです。まだまだ時間はあります。
 六ケ所村の核のサイクルの軸が壊れてしまっているので、急いでも仕方ないのです。急ぎたいのは、福島原発の汚染水の海洋への投棄あるいは汚染水の水蒸気にしての廃棄です。前者も後者も許してはならないと思います。いずれの核のごみの廃棄は絶対にダメです。読者の皆様はどのようにお考えでしょうか?