[194](投稿)寿都町長8日の結論か

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核ごみ調査、寿都8日にも応募決断 町長「そろそろ方向性」
09/30 05:00
 【寿都】後志管内寿都町は29日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募検討を巡り、経済産業省資源エネルギー庁原子力発電環境整備機構(NUMO)の担当者同席の下で住民説明会を開いた。片岡春雄町長は説明会で「住民からは個人的に激励をもらっている」と応募に前向きな意向を改めて示し、終了後は記者団に、10月8日の町議会全員協議会の意見を踏まえ応募を決断する考えを示した。

 町長は、10月8日の町議会全員協議会について「そろそろ方向性を見いだす時期が来ているという話をする」と述べ、町議会の意見を聞き、その場で判断を示す可能性を示した。

 さらに同5日の経済団体との意見交換会を最後に住民から意見を聴く手続きは終えると説明。「長時間議論しても(賛否の)溝は埋まらない。思考を変え、学ぶ場所をきちんと設定したい」と述べ、文献調査を正式に受け入れた上で最終処分場を誘致するか検討を進めるべきだとの認識を示した。

 町議会は今月30日の全員協議会でエネ庁から説明を受け、10月8日の同協議会で意見集約するとみられる。町長が応募を決めた場合、住民団体は町長のリコール(解職請求)の手続きを進める考えを示している。

 説明会は約3時間行われ、町民191人が参加した。7~15日の住民説明会ではほとんど出なかった賛成意見も複数出た。寿都町商工会の金子光司会長は調査受け入れで巨額の交付金を得られることに触れ、「経済や教育福祉に使うべきだ」と要望した。出席者の1人は「商工会に動員された」と取材に答えた。

 エネ庁は原子力発電は社会全体が使ってきたとして「処分場はどこかで実現しないといけない」と協力を求めた。住民からは、地元首長が調査継続に反対しても完全に処分場候補地から除外されるか分からないと手続きの不透明さを指摘する声がでた。(内藤景太、久慈陽太郎)


※※※ 石川木鐸(ぼくたく)のコメント

 いよいよ8日にも、寿都町長は「文献調査」を「請願」する構えを示しています。

 鎌田慧氏の言う「カネ」が、蛾(が)を引き付ける誘蛾灯になっているわけです。寿都町長は、原発のことも、「高レベル放射性廃棄物=核のごみ」の放射能の怖さも知らないということもこの記事の以前の記事から分かります。

 「文献調査」の費用で「勉強」するというの本当で、町長は、福島原発の崩壊の経過も、原発が壊れ大量の放射能が大量にはじけ飛んだととも、その中のいろいろな核種の毒性の違いも、核のごみをガラス固化体にする「六ケ所村の工場の稼働」ができていないことも、原発そのものがどうして、発電のために「湯を沸かすのか」というメカニズムも、何も知らないと思います。

 今からでも勉強してから、高レベル放射性廃棄物の受け皿となるのかどうかを検討して、受け皿になるのかどうかを町民の皆さんと相談しても遅くないと思います。

 政府のやり口は、現在、神恵内村と合わせて2町村が「高レベル放射性廃棄物」の受け皿を争っていますが、競わせて、安く仕上がる方を受け皿にするか、または、高レベル放射性廃棄物があまりにも多すぎる・余りに余っているので、2つとも受け皿にする可能性もあります。

 町長を先頭とした、商工会もその後押ししていると思いますが、いずれにせよ、町の財政や商売繁盛を旗印にして、カネ目当てで核のごみを受け入れると愚かな判断をして、請願書を出すでしょうね。

 「出席者の1人は『商工会に動員された』」と正直に取材に答えていますが、言い含められる関係者に、商工会が出席を促し動員したのでしょうね。できれば、文献調査に賛成意見を述べる人をかき集めてやったことでしょう。

 繰り返しますが、ここで終わりではなく、もっともっと原発について勉強して・研究してからどうするかを判断すべきです。濡れ手で粟のカネはすぐに煙となって消えてしまいます。玉手箱を開けると「老人になって」しまうように、時間の感覚もおかしくなります。お金の価値観もいっぺんに変わります。人間性も変わってしまいます。

 すでに、町長をはじめ商工会の皆さんも、受け入れ賛同されている町民の皆様も、人間性が変わってしまったことに気づかないだけです。

 読者に皆さま、労働者、人民の皆様はどのようにお考えになりますか?

 子々孫々に禍根を残さない方法を模索してみて欲しいと願っております。