[201]「新型コロナ危機のなかで」のブログは200回を越えました。これからもよろしくお願いします。

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ブログ管理人から読者のみなさまへ
 今年5月、『新型コロナ危機のなかで』というテーマでブログをはじめて200回になりました。アクセス数は現在、2314です。読者のみなさまありがとうございました。投稿では、新型コロナ問題、原発問題などで今進行している危機的事態をわかりやすく、かつ鋭く伝えていただき読みごたえがあり大いに勉強になります。ありがとうございました。
 新型コロナ感染症の広がりは現代世界にはかり知れない影響を与え続けています。
 米ー中・(露)の対立と抗争を軸として揺れ動く・戦火の絶えない世界の動きに、これからも日々働くものの観点から迫って考えていこうと思っております。
 
デジタル化について

 コロナ危機のなかで各企業はテレワーク(リモートワーク)をとりいれ感染を避けつつ生産性をあげることを労働者に求めています。今後労働の過程へのデジタル技術の導入が加速するでしょう。
 モノやサービスの生産・流通過程の改変はドラスティックです。コロナ危機以前から、そして感染の広がりに促迫されて「デジタル化」という言葉が世間を飛びかっています。「カジノ経済化」した末期資本主義を繕うために資本家・経営者はデジタル技術諸形態の開発競争と生産・流通過程への導入を急いでいます。とくに国際競争で遅れをとっている日本資本主義の政治的代表部・菅政権はデジタル庁を新設して遥かに引きはなされた米中の背中を追いかけようとしています。
 その過程は労働者にどういう影響をもたらすのか、批判の目をもってみなければならないと思います。いまの社会は非正規雇用が40%に迫りコロナ危機のなかで真っ先に解雇されたのが非正規の労働者と雇用によらない働き方のフリーランス労働者です。今なお感染症が終息しないなかで犠牲のしわ寄せをうけるのは非正規雇用の労働者だけでなくなってきます。
 私にはデジタル化の裏側では労働者の人員削減、賃金抑制、長時間労働などが進められるのではないかという直観があります。デジタル化の目的はつまるところ労働生産性の向上にあるのです。
 現代資本主義社会は生産と流通が「グローバル化」しているわけですが、諸社会の富が労働者の労働によってつられるということは動かすことのできない事実だと思うのです。資本家は雇用した労働者が生産過程で労働しうみだす新たな価値は自分のものにします。資本家はできるだけ多くの価値をつくりだすための方法を考えるのです。そのためになるべく安く労働力を買い効率的に使おうとするのです。デジタル化はそれを究極的に実現するものではないかと思います。
 
 新型コロナ危機のなかから、このブログで意見や情報をこれからも発信し続けていきますのでよろしくお願いします。
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