[225](投稿)学術会議のあり方議論が先行、任命拒否問題棚上げ

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  井上信治科学技術政策担当相は23日午前、日本学術会議の在り方をめぐり、学術会議の梶田隆章会長と会談した。政府は学術会議の改革に向けた検討を進める方針で、井上氏は学術会議側に「年内を目途に学術会議の在り方の検討状況を報告してほしい」と要請した。
井上氏は会談で「国の予算を使う機関として、科学の観点から社会的課題について提言するなど、本来発揮すべき役割をより適切に果たし、国民に理解される存在であるべきだ」と指摘。「未来志向で今後の学術会議の在り方をお互いに考えていきたい」と述べた。
これに対し、梶田氏は「学術会議は任命問題をめぐって苦慮している。今後の率直な対話のためには、この問題の解決が大変重要だ」と語った。
学術会議をめぐっては、会議が推薦した会員候補105人のうち6人の任命を菅義偉(すが・よしひで)首相が見送ったことに、学術会議側や野党が反発。6人の任命と、見送りの理由を説明するよう求めている。
首相は見送りの理由として、学術会議の会員が特別公務員であることを踏まえ「推薦された方々が、そのまま任命されてきた前例踏襲をしてよいのかどうか考えた結果だ」と説明。16日には首相官邸で梶田氏と会談し、学術会議の在り方について政府と学術会議側で意思疎通を図ることで合意している。
自民党もプロジェクトチームを設置して議論を進めており、年内にも政府への提言をまとめる予定だ。 
以上は産経新聞デジタルから引用しました。

※※※ 骨川筋衛門のコメント

 井上信治科学技術政策担当相が、「学術会議の在り方の検討状況を報告してほしい」と言っているのは、「学術会議」そのものを、菅が望む「菅の兵隊になれ」と言っているわけです。
 「国の予算を使う機関」なのだから、菅に好まれる「役割をより適切に果たし」、「国民=菅に理解される存在であるべきだ」と、井上は学術会議の梶田隆章会長に、菅に言いつけられ、代弁しただけで、井上科学技術政策担当相そのものの見解は一切ないわけです。これでは大臣の資格はないですね。
 学術会議の梶田隆章会長の希望する「6人を除外したのはなぜか」には一切答えず、「菅の裁量だから、菅に聞いてくれ」と子供の使い走りをしているだけです。いまだ、菅は6人の除外理由は言わないままです。言えないですよね。「政府の政策に反対している…と杉田が言って選んだ人物だから、自分はその通り除外した」とは。
 「(菅は)独裁者になろうとしている」と指摘した、除外された一人である松宮孝明立命館大学教授(刑事法)が指摘しているように、政府が拒否の根拠に「公務員の選定、罷免は国民の固有の権利」とする憲法15条を挙げている点に触れ「首相は国民の代表だから、どんな公務員も自由に選び、選ばないことができると宣言した。独裁者になろうとしているのか、恐ろしい話だ」と指摘しているとおりです。
 
読者の皆様、研究者・学者の皆様、労働者の皆様、学生諸君、ご家族の皆様、
菅の独裁政治に対し、一致団結し日本会議を意のままに操る野望を、「戦争のできる国」にする野望を打破しましょう