核ごみ反対派の講演会 町有施設での入場券配布を一転許可 寿都
【寿都】原発から出る高レベル放射性廃棄物（核のごみ）の最終処分場選定に向けた文献調査に応募した後志管内寿都町が、小泉純一郎元首相の講演会の入場整理券を町有施設で配布しないよう求めた問題で、町は２３日、講演会を企画した住民団体に「検討を重ねた結果、整理券の配布を了承する」と文書で伝えた。住民団体の反発を受け、対応を一転させた。
講演会は住民団体「子どもたちに核のゴミのない寿都を！町民の会」が１１月３日、「原発ゼロ」を訴える小泉氏を招き同町内で開く。町の担当者は２３日、整理券配布の中止を求めた理由について「事前連絡がなかったため」と話したが、住民団体への文書に理由を説明する記述はなかった。
※※※ 骨川筋衛門のコメント
小泉元首相の講演会を北海道後志管内寿都町の住民団体「子どもたちに核のゴミのない寿都を！町民の会」が開催しようとして、その講演会場の入場整理券を配布するにあたって、寿都町が「講演会の入場整理券を町有施設で配布しないよう求めた」問題が起きました。
住民団体の反発を受けて「町有施設」での配布を認めましたが、その理由は、後付けで「事前連絡がなかったため」と苦しい言い訳をしたが、住民は「住民団体への文書に理由を説明する記述はなかった」と、さらに問題をこじらせました。
推測ですが、裏で「NUMO（原子力発電環境整備機構）」あるいは「経産省の役人が」が、町長に助け舟を出し、「穏便にことを済ませ、争議にならないように指示した」と考えられます。
原発ゼロを唱える元首相に、官僚は事を荒立てるのは得策ではないと思ったことでしょう。元首相でなくても、住民も「原発について聞きたいこと」があるはずですし、「道の駅」などの「町有の施設」で、誰の迷惑にもならないなら、庇（ひさし）を貸すくらいは、当然のことでしょう。
後ろ暗いから貸さないと住民は思ったことでしょうね。住民の税金も投入されているはずですし…。
どこかに、「後ろ暗さ」・「後ろめたさ」が見え隠れしていますね。
このような有様では、高レベル放射性廃棄物（核のごみ）を寿都に持ち込むというのは挫折する可能性もありますね。
読者の皆様、労働者の皆様、御家族の皆様、学生の皆様、原発を稼働しない、核のごみを作らない、核のごみを持ち込まない運動を、一致団結して作り出していこうではありませんか！！
