[263](投稿)豊洲ピンチ

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「俺は検査しない」「潰れる」
感染拡大、混乱の豊洲市場
2020年11月19日 朝日新聞デジタル版 より引用
 新型コロナウイルスの感染が東京都内でも急拡大する中、豊洲市場(東京都江東区)では18日までに累計で仲卸業者ら82人の感染が判明した。業界団体「豊洲市場協会」などは、水産仲卸約480社の4千~5千人を対象とした自主的な検査に乗り出した。
 都によると、市場関係者で初めて感染者が出たのは8月15日。その後、感染者が相次いで確認されたことから、範囲を大幅に広げることにしたという。17日までに感染が確認された累計82人のうち、74人が水産仲卸の従業員ら。自主検査は今月末まで実施するが、任意で検査数がどれほど増えるかは不明という。都の担当者は「決して少ない数ではなく、重く受け止めている。市場は流通の拠点であり、業務停止するような事態は避けたい」と話す。都と協会は水産仲卸売場棟を巡回し、棟内でのマスク着用の徹底を呼びかけている。
 小池百合子知事は18日、「クラスター(感染者集団)とは見られていないと聞いている。安心するためにも積極的に検査を受けていこうという結果。皆さんに安心してもらうためにチェックをしていると受け止めている」と語った。一方、都内で同日に確認された感染者493人は1日当たりで過去最多。(長野佑介)

客足半減「年末どうなる」
 
東京・豊洲市場での感染拡大は、場内での売り上げにも暗い影を落とす。

「いきなり、半減したよ」。ある水産仲卸は、そう嘆く。市場でコロナ感染者が出てから、売り上げ、客足とも激減したという。(後略)

※※※ 骨川筋衛門のコメント

 これは11月19日の記事ですが、この豊洲の記事は東京の感染状況を明瞭に表す「非常事態」です。「GO TOキャンペーン」を、「GO TO イート」をそのまま推進して、後は、各自治体任せだったり、「食べるときには、話をしない。話をするときにはマスクをして!!」という「きわめて稚拙で、強引なキャンペーン」を、このような事態になってもまだまだ押し進めるために菅は強調しています。菅自身が発想した「GO TO キャンペーン」を今のところは引っ込める気はないようです。
 (「政治アナリスト・伊藤惇夫氏」はTVで「『たたき上げ』の代議士は、自己主張を(けっして)曲げない」とコメントしていました。それで、小生も「たたきあげ」という言葉から検索すると「たたき上げ総理」という項目がでてきて、菅が決して、巷間言われている「たたき上げ総理」ではないという「記事」に出会いました。この「噂話」は面白いので下記のアドレスで見てください。この記事の付録についている記事もお読みになると、「自粛生活」に一時の「小さな笑い」をもたらすかもしれません。)

以下に「菅首相の父は地元の名士 「叩き上げの苦労人」説の真相」のアドレスをお示しします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4502851746372458f8fb3345e2f3cb4d5be9c24

医療崩壊目前に

 このまま「GO TO キャンペーン」・「GO TO イート」(後者はお金が尽きるようです)が、進行すると、医療崩壊はすぐに起こりかねないと危惧しています。
 医療スタッフの疲弊・不眠不休の労働が進行し、頭もボーとして、防護服の脱ぎ方・治療の仕方・判断力などにも影響が出てきて、院内感染も広がり、なお疲弊するという悪い連鎖が起こると思います。
 他の病院スタッフや保健所からの応援という考えも出ていますが、どこにそのために必要な、技術性や防護服の着脱の訓練を日々繰り返しやっている病院や保健所があるのでしょうか。一度、早急に調査をしてみてください。
 それがあれば、各自治体ですでにやっていると思います。日本医師会もそのようなことができるなら、そのことを把握しているはずです。
 そうではないからこそ、この連休は「自粛」してと日本医師会会長も「悲観」し、「悲鳴」を上げているのです。
 
 読者の皆様、菅とトランプは似ていると思いませんか?菅がマスクを外せば、トランプと同じ「強権」・「狂犬」に見えます。
 感染拡大が急速化している渦中に、「学術会議」に対して「軍事研究」を迫るという「命令」を出すということを取り上げても、「これはおかしいぞ」と直感しませんか? 
 かつて、「軍事技術が上がると一般的な科学技術も上がる」とか「戦争が科学技術を促進する」と言う人がいました。その成果が「原爆・水爆・原発」だとしたら、それは「進歩」でしょうか?
 「(夢の)原子力発電所も作られました」。しかし、スリーマイル島チェルノブイリ福島第1原発事故の「恐ろしさ」を見聞し、実際に我が国の原発で体験した人たちが、我が国に・身近に大勢いるという事実は決して消えません。
 いまだに、福島原発事故の後遺症は、人体にも、生活にも、「自然環境」にも残存しています。
 しかも、その「核のごみ」の後始末に追われています。菅は「50年」には「脱炭素」と言いますが、表には出しませんが、それには「原発も使う」ということが大前提になっています。代替エネルギーだけでは我が国の気候風土から考えて、無理ではないでしょうか?
 野党が「原発の再稼働をするのか?」と問うと、「今は考えていない」と逃げていますが、本音は「使うに決まっている」わけです。結果、核のごみは増える一方です。「感染拡大」も「核のごみ拡大」も、菅にとっては「GO TO」なのです。

 読者の皆様、労働者の皆様、学生の皆様、菅の「GO TOキャンペーン」に対して、
一致団結し、即座に反対の声を上げて、感染拡大反対、原発再稼働反対に取り組みませんか!!