東京の医療体制、警戒度「逼迫」 最高レベルへの引き上げは初
東京都内の新型コロナウイルスの状況を分析するモニタリング会議は１７日、医療提供体制に関する警戒度を最も深刻な「逼迫している」に１段階引き上げた。小池百合子知事らを交えた同日午後の会合で決定。医療提供体制が最高レベルとなったのは初めて。
会合に参加した有識者は「新型コロナウイルスの患者用の病床を確保するために通常医療用の病床を転用しており、両立が困難な状況となった」と説明。現状が２週間続いた場合の今月３１日の状況について「医療提供体制の深刻な機能不全や、保健所業務への大きな支障の発生が危惧される」と指摘した。
感染最多822人 入院1952人
小池知事は17日午後に臨時記者会見を開き、医療提供体制の状況に「これまで以上の危機感を持つ必要があり、今こそ命を守る観点で共有したい」と述べ、「年末コロナ特別警報」と銘打ち、感染拡大防止を呼び掛ける考えを示した。
現在確保している3千床の病床については、重症者用が50症増の250床、中等症以下用が950床増の3750床の計4千床とするよう医療機関に要請したと説明。
感染者の宿泊療養は新たに1施設を開設して計10施設の4千室を用意し、対象の年齢は従来の65歳未満から基礎疾患のない70歳未満に引き上げる方向で検討するとした。
17日午後に都が開いたモニタリング会議では、有識者が「新型コロナ用の病床確保のために通常医療用の病床を転用しており、両立が困難になった」との見方を示した。
現状が2週間続いた場合の今月31日の状況については「医療提供体制の深刻な機能不全や、保健所業務への大きな支障の発生が危惧される」と指摘した。
都によると、都内の17日時点の入院患者は1952人に上る。緊急事態宣言解除後の最多は今月14日の2049人で、重症者は同15日の78人。
政府の資料によると、病床使用率は16日時点で兵五71・1％、大阪67・8％、北海道54・8％、埼玉53・9％、東京49・0％の順に高い。重症者は大阪60・9％、愛知50・0％。（北海道新聞デジタル版と北海道新聞より引用）
※※※ 骨川筋衛門のコメント
年末を目前にして、安倍政権を引き継いだ菅政権の「GO To事業」の産物が、残酷にも、首都東京の医療逼迫（ひっぱく）という結果となってしまいました。
菅の背後霊に「全国旅行業協会（会長）」を務める二階幹事長がいるため、派閥を持たない菅政権は二階の後押しがなければ「首相の座に就く」こともなかったのです。「全国旅行業協会（会長）」たる二階幹事長に「奉仕」するためにも「GO To」事業の拡大を維持したかったと思います。また、「忘年会」（杉良太郎）と称する、5人以上の夜の会食も一晩に2つもこなす「精力的」？「自分たちで決めた規範を超える」飲み会をしました。
3日連続の飲み会だったそうです。首相は「飲み会参加を避けない性質」がなければなれないものなんですね。
そのような「ゆるみ」の模範を示す政権の下で、各都道府県は「GO To」事業の緊急停止をしなければならなくなりました。
しかし、いまだ自民党は「GO To」事業が感染拡大の大きな「要因」とは認めていません。認めると二度と再開できないからです。しかし、年末年始を当てにしていた「全国旅行業協会」の方々、およびその周辺の方々は、せっかく用意していた「食材等々」をむなしく「廃棄」せざるを得なくなりました。
また、「安い」と「誘蛾灯（ゆうがとう）に引き付けられる」蛾（が）のように、「GO To」事業で遠出された、あるいは近隣で過ごされた方たちのなかで、家族内感染や会社関係感染などを引き起こされた方たちが大勢いると思います。このような先例を教訓にして、「3密」をさけ、マスクをして、手洗いをして、家庭内感染を防ぎ、友人、会社の同僚に感染させないようにする必要があります。
安倍は、おそらく、感染を止めることができないと悟って、首相の座からは「引退」したのでしょうね。これを好機と勘違いした菅＝ガースーは、うかうかと引き受け、「ガースーです」と動画に出たり、夜の街に繰り出して、非難を浴びたりしています。これから、さらなる支持率落ちで、飲み会の「自粛」か「辞職」の選択を迫られることでしょう。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏！！
