[319](投稿)日米のトップ「政治家」の必要条件とは隠しきれないはずの悪事を隠しても平気なひと

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支持率が急落している菅政権。安倍晋三前首相の「桜を見る会」疑惑と現在、進行中の吉川貴盛農水相への鶏卵疑惑の強制捜査で大きなダメージを受けている。自民党幹部はうなだれた表情でこう話す。
安倍氏の疑惑、新型コロナ、吉川元農相疑惑などなど、支持率が下がるネタしかない。菅政権はもう落ち目。来年の展望ゼロだ」
 東京地検は12月25日午前、札幌市北区の吉川元農水相の地元事務所へ家宅捜索に入った。吉川元農水相は、去年9月までの大臣在任中、広島県鶏卵会社「アキタフーズ」の元代表から、大臣室などで合わせて現金500万円を違法に受領した疑いが持たれている。吉川元農水相は疑惑が発覚した後、心臓の疾患で入院。手術も受けるとして、同22日に衆議院議員を辞職していたが、東京地検は立件に向けて動き出した。
 一方、東京地検桜を見る会「前夜祭」の補填をめぐる疑惑で同24日、公職選挙法違反と政治資金規正法違反で告発を受けていた安倍前首相に対する不起訴を発表。安倍氏の公設第一秘書を政治資金規正法違反で略式起訴、罰金100万円の処分とした。
24日午後6時から記者会見した安倍氏はこれまで国会答弁で「補填はない」と言い続けてきたことに対し、虚偽答弁したことを認めて、謝罪した。
「知らなかったこととはいえ、道義的な責任がある。深く反省している」
「国会では、私の知る限りの答弁をしたが、結果として事実に反するものがあった」
そして疑惑のポイント「補填」については「検察の捜査があり、11月に報道されて、実はと秘書から言われ、補填を知った」と検察の捜査中で初めて知ったと強調した。
 また、菅義偉首相も安倍氏が補填疑惑を認め、謝罪したことを受けて、自身が官房長官時代に国会答弁していたことも「虚偽」になることについて、「前首相が国会で答弁した内容を確認しながら答弁してきた。しかし、事実と異なる答弁になった。国民の皆さんに大変申し訳ない」と頭を下げた。
 安倍氏は25日にも衆議院参議院議院運営委員会でこれまでの答弁について謝罪、訂正する意向だが、野党からの追及を受ければ、ますます支持率は下がりそうだ。立憲民主党の幹部はこう話す。
安倍氏は現職の総理として、桜を見る会の疑惑について、何度も質問を受けて答弁してきた。『補填していない』という主張の根幹がウソだった。本来なら、国会の証人喚問で偽証すれば罪になるという状況でやるべき。自民党議院運営委員会で答弁して幕引きをと考えているのだろうが、国民は許さない。年明けでもいいので、安倍氏の証人喚問をすべきだ。菅首相も結果的にウソをついてきたわけで、その責任は重大だ」
 一方、自民党内では動揺が広がっている。
「この週末に世論調査やれば、支持率は20%台に突入するんじゃないか。そんな数字になれば、とても政権運営はできない。下落する支持率を止められるのは、安倍氏菅首相の対応しかない」
 最も現実的な対応としてささやかれるのが安倍氏議員辞職だという。「安倍さんが深く反省して議員辞職して1度、バッジを外すと言えば、支持率低下に歯止めがかかるのではないか」(自民党幹部)
 解散総選挙で再度、安倍氏が出れば確実に勝つ。禊ぎはそれで済む。安倍さんの再々登板の待望論ももう一度、盛り上がるはず。「安倍さんの議員辞職で支持率低下の歯止めをかけてほしいと考える議員は党内にかなりいますよ」
 支持率は「危険水域」と言われる30%台に突入。安倍氏の疑惑にプラス、吉川元農水相の疑惑、新型コロナウイルスの感染者の増加が加わるが、菅政権は有効な対策が打ち出せない。
 「菅首相はダメだ。支持率がこれ以上、下がれば、党内では菅おろしがはじまる。そこへ、新型コロナの感染拡大がさらに広がれば、自民党は持たない。『総裁選を前倒しを』『菅首相から次は誰に変えるのか』と党内ではそんな話もあちこちでささやかれる」(同前)
(本誌取材班)※週刊朝日オンライン限定記事

※※※ 骨川筋衛門のコメント

 これを読むと、どの党も似たようなものでしょうけれど、とりわけ自民党は「伏魔殿」で、自民党のどの政治家も「わが身の利益誘導しか考えない」ということが良く分かります。
 この「ものがたり」が、取材で入手出来た話柄(わへい)が「本物」ならば、なおのこと「一寸先は闇」です。このような「魔物たち」が跋扈(ばっこ)する世界…これが現実の政界・国会の「疑獄絵図・地獄絵図・金権政治絵図」です。
 どのように「支持率を回復」するかという手法まで、「安倍の復活」という「奇策」を思いつく「化け物」だけが生き残るのかもしれません。こんな計画はあくまで奇策で「絵に描いた餅」に終わることが多いでスーガ。なぜなら、菅も安倍も脛(すね)に傷を持つ身ですから。

 この中には、「日本学術会議」問題は出てきません。しかし、この問題もガースー・自民党の大きな「蹉跌(さてつ)=躓(つまづ)き」になっていると思ます。この「日本学術会議」には、戦争に反対を唱える労働者・国民にとって大事な警告を出してくれる先達が多いと思います。
 それゆえ、日本学術会議とその構成員、並びに日本学術会議と提携している会員は、是非とも残していかなければならないと思います。

 吉川元農水相は疑惑で、早々と議員辞職したことは、さらに「悪い印象」を与えたと思います。
 新型コロナの変異株も出てきたこと、東京都の新規感染者は、25日、新型コロナウイルスの感染者が都内で新たに884人確認されたと発表した。1日当たりの感染者としては過去最多となった前日24日の888人に次ぎ、2番目に多くなったことなど、コロナ禍の減少傾向は全く見えません。
 ガースーが「Go Toと感染増加の関連があるというエビデンスはない」を連呼しても、だれもこれを信じる人はいないと思います。欧米でも「自粛」を緩めると感染者が増加し、抑制政策に切り替えています。
「我慢の3週間」の間に、大人数での会食会に参加すること繰り返し、それをガースーが「率先して」やってのけているくらいですから、国民が怒らないわけがありません。
「言うこととやることが違う」と、とりわけ飲食店の店主・従業員の方たちは「怒髪天(どはつてん)を衝(つ)く」ほど怒(いか)っていることでしょう。

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