31日、 東京都の感染者が1337人と発表されました。菅首相は年頭所感を発表して次のようにいっています。
「菅内閣は、国民の皆さまの命と暮らしを守り抜くことを固くお誓いし、感染拡大防止と経済回復に、引き続き総力を挙げて取り組んでまいります。」
相変わらず、感染拡大防止と経済回復を繰り返しています。それでは駄目だということが感染の拡大に示されているのです。
今は感染したひとを医療施設に迎え入れ可能な治療をすることが重要です。財政は施設と医療の担い手の労働環境と賃金の十分な保障に重点的に使われるべきです。
菅政権にとって経済回復は資本家階級を救済するということなのではないでしょうか。かの悪名高き賃金の「トリクルダウン」説は安倍政権で破綻が証明されました。資本家階級が潤えば、労働者階級もその潤いのおこぼれにあずかることができるというのはアベノミクスの方便でした。
菅の所感の「感染拡大防止と経済回復」論は「トリクルダウン」説の焼き直しです。
私たちは、政府に医療体制の優先的抜本的改善を要求すると同時に経済危機の労働者学生市民への一切の犠牲転嫁反対、貧窮への保障を要求して団結してたたかいましょう。労働組合、学生自治会、市民団体、あらゆるところから声を上げていきましょう。
