[379](投稿)旭川医大病院長の解雇は不当

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① 前病院長「解任撤回を」

旭川】学内会議の内容を外部に漏らし混乱を招いたなどとして、旭川医科大病院の病院長を解任された古川博之氏(66)は1日、旭川市内で記者会見し、大学の役員会を構成する役員5人に文書などで解任撤回を求めたことを明らかにした。また、古川氏は学長選考会議に対して、吉田晃敏学長68)によるパワーハラスメント発言などの調査や適格性の調査などを求める考えを示した。(折田智之)

記者会見 大学に学長調査要求

記者会見で古川氏は、大学側が解任理由として新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生した慶友会吉田病院を中傷する学内会議の学長発言を録音し、外部に漏らしたなどとする事実を否定。「私が漏洩(ろうえい)したと証明するのもは一つもない」などと反論した。
 また、昨年11月の軽症者の受け入れを吉田学長に提案した際に「受け入れるならお前が辞めろ」と辞職を迫られたことも説明し、「明らかにパワハラだ」と批判。役員会がパワハラに当たらないと結論付けたことから「学長選考会議が第三者委員会を立ち上げ、調査すべきだ」と訴えた。
 解任撤回の文書で回答期限は設けておらず、「撤回する見込みはないだろうが、現時点では司法に訴える考えはない」と話した。
 また、吉田学長が大学の公式行事などで酩酊(めいてい)状態となっていることが度々目撃されているとして、古川氏は学長選考会議による適格性の調査と裁定を求める意向を示した。
古川氏は病院長解任と同時に副学長の職も解かれており、現在は肝胆膵・移植外科教授。

② 文科省 前病院長にも事実関係照会

新型コロナウイルスの患者受け入れの吉田晃敏学長と対立した同大病院の古川博之病院長が解任された問題で、文部科学省は1日、古川氏に対して、解任された経緯などについて事実関係を確認していることを明らかにした。
 同大病院で患者受け入れ許可を求めた古川氏に対し、吉田学長が「おまえが辞めろ」と発言したことや解任理由となった学内会議の録音の漏洩などについて、12日までに文書で回答するよう求めた。
 同省は1月、大学側から吉田学長の一連の発言などについて報告を受けており、同25日に病院長を解任された古川氏からも事情を聴く必要があると判断した(大熊仲悟)

③ 学長責任の是非結論出ず 選考会議 第三者委員会設置要望も

新型コロナウイルスに患者引き受けを巡る吉田晃敏学長の不適切な発言の問題などを巡り、旭川医科大学は1日、同大で学長選考会議を開いた。解任した同大病院の古川博之前病院長との対立も議題とする予定だったが、学長の責任の是非について結論は出なかった。一部の委員からは第三者委員会の立ち上げを望む意見が出た。
 同会議は学内規定に基づく組織で、学長の選考や業務状況の確認を行う。会議は非公開で行われた。同大関係者によると委員14人全員が参加した(うち2人はオンライン参加)。招集に当たり、議題が明らかにされていなかったことから、一部の委員から会議開始早々に「学長選考会議で議論を進めて良いのか」と疑問の声が上がった。一方、「第三者委員会を作るべきだ」という意見も出たという。
 また、同会議の委員には古川氏の病院長解任を決定した同大役員4人が含まれており「役員会が参加することは好ましくない」との意見が出た。また(学長から古川氏への)パワハラ発言問題や、滝川市立病院から14年以上にわたり吉田学長が受け取っていたアドバイス料についても「広く議論しないといけない」といった意見が出た。
 この日の同会議では結論は出なかったものの、古川氏は「第三者委員会を立ち上げてほしい、という要望が実現されればうれしい」と述べた。(山中いずみ)

④ 結論決まっていた 

■ 漏洩(ろうえい)していない  

前院長一問一答

 記者会見での古川氏との主なやり取りは次の通り。

――大学側が主張する解任理由に対する反論として11項目上げた。それだけ大学側と考えの相違があることをどう考えるか。

 「解任するために考えられた内容なので、当然矛盾がいっぱい出てくる。現場を知らない人間が口を出そうとするとこうなる」

――1月15日に臨時役員会で解任の話を聞いたわけだが、解任の話をされると思っていたか。

 「解任と思っていなかった。前日に役員会があるから出てほしいと言われただけ。反論も認められず、辞任か解任しかないと決まっていた」

――解任理由について、理由の後付けや事実誤認があったと主張している。役員会の姿勢について。

 「学長の意見が通る役員会だと思う。医療者2人、外部の2人がいるが外部の2人は医療のことが分からない。判定は難しく学長を信頼するしかない状況になると思う」

――学内の会議の録音と録画、漏洩について。

 「録画はした。録音はしていない。いずれも外部に漏洩していない」

  (以上は、北海道新聞 2021・2・2 より引用しました)

※※※ 与謝不遜のコメント

 旭川医科大学病の古川院長兼副学長が1月25日に、吉田学長が開いた会議で学長を解任されました。
 吉田学長は、旭川市にある多くの病院が院内感染に見舞われている中で、国立病院の学長であるにもかかわらず、「吉田病院なんかなくなればよい」という意味の発言をしていました。同時に、古川院長が、軽症のコロナ患者を受け入れましょうと吉田学長に相談したところ、学長は「コロナ患者は受け入れない」「おまえが辞めろ」と「パワハラ」発言をしたということです。

 お母さんがコロナのクラスターが出ている病院に勤務しているというだけで、その子供さんの受診を断るという「通達」を旭川大学病院に出している人物で、母親が裁判に訴えています。

 旭川医大は吉田学長が「私物化」していると思います。「吉田学長独裁医科大学」です!!学長になってからの年月も、それまで何人も同大学の学長になっていますが、ダントツに・異様に在任期間が長いのです。「独裁者になる」計画と実行をしたと思います。その下地は、滝川市立病院などへの「アドバイザー」として滝川市からこれまでおよそ7千万円もらっていて、そのようなお金を他の市町村からも「アドバイザー料」=「賂(まいない)」として受け取っている一部で、大学の役員会議の外部の2人の役員にも贈与し、自分の意見が通るようにしていると考えてもおかしくないと思います。
 厚労省はこの件も徹底的に調べることと、コロナの患者さんの受け入れ拒否問題についても調べるべきだと思います。

 読者の皆様はこの件に関して、どのようにお考えになりますでしょうか!?