森氏辞任「新しい顔にすげ替えて終わりではいけない」ラグビー協会理事の谷口真由美氏
2021/02/12 10:06 読売新聞 デジタル版より引用
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の問題の発言は、女性理事が増えた日本ラグビー協会を指して飛び出したものだった。女性理事の一人で、ジェンダー法などが専門の法学者、谷口真由美さん（４５）が１１日、取材に応じた。谷口さんは森氏の辞任意向に「この１週間で傷口を広げた印象」と話す。発言翌日に記者会見して謝罪したが、それで幕引きを図れると考えた節があるとし、「女性蔑視が国際的にどう受け止められるか分かっていなかった」と指摘する。谷口さんは２０１９年６月、同協会の女性理事が５人に増えた際、新たに就任した。組織を改めたのが、直前まで名誉会長だった森氏だった。それゆえ発言を聞いた当初は「点と点がつながらなかった」という。後任は川淵氏となる見込みだ。谷口さんは「新しい顔にすげ替えて終わりではいけない。森さんだけの責任にすると本質を見誤る」と警告する。問題を根っこから検証し、研修の実施など再発防止の取り組みを求める。「誤った価値観を組織として改め、いまだに残る性差別構造を変えてもらいたい」と注文を付けた。
※※※ 森大涯のコメント
女性理事の一人で、ジェンダー法などが専門の法学者、谷口真由美さん（４５）は、この問題に、森氏の辞任意向は遅すぎたと第一に言います。この1週間できず口をさらに広げてしまったと。「女性蔑視が国際的にどう受け止められるか分かっていなかった」と指摘しています。顔を変えただけでは済まされない大問題で、「誤った価値観を組織として改め、いまだに残る性差別構造を変えてもらいたい」と言っています。現代日本社会に根深く残っている「女性蔑視・女性差別」問題そのものに真剣にとる組んでほしいというのが法学者、谷口真由美さんの願いだと思います。
読者の皆様はどのようにお考えになりますでしょうか！？
下記は「参考記事」です。
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」…森氏発言の要旨
森会長発言に抗議、聖火ランナーの男性辞退…差別に声あげる「夢と引き換えに決断」
「私の知っている森喜朗氏、女性蔑視する人ではない」…知事が発言批判しつつフォロー
森喜朗会長が辞任へ、「女性蔑視」発言で引責…後任に川淵三郎氏
