[405](投稿)核ごみ処分場、文献調査からの退路はつくらず

f:id:new-corona-kiki:20210217045838j:plain
「なし崩しに進むのでは」政府、核ごみ離脱明文化せず 寿都・神恵内 住民に不安の声
 
スクリーンショット 2021-02-08 22.26.07


 【寿都、神恵内】原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場の選定プロセスを巡り、「どうすれば離脱できるのか」の手続きを明文化しないと政府が閣議決定したことに、文献調査が進む寿都町神恵内村で不安の声が漏れている。両町村で今月にも始まる「対話の場」は概要調査に進むかも話し合う見込みだが、退路が不透明なままで地元の意思を貫けるのか疑問が生じている。

 寿都では事業主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)が現地事務所の開設を進めており、NUMOと住民らの対話の場が月末にも始まる。そんな折の5日、選定プロセスから完全離脱できるかをただした野党議員の質問主意書に政府は「反対意思の伝達手続きを法令で定める考えはない」との答弁書閣議決定した。

※※※ 骨川筋衛門のコメント

 高レベル放射能廃棄物=核のごみ処分場の選定を巡って、北海道大学の研究者も我々も「文献調査から始まる」工程から途中で離脱することができるという確約を取るべきであると警鐘を鳴らしていました。その懸念が、当たりました。政府は、「おカネだけをもらって、途中下車するのは許さない」というために、「『どうすれば離脱できるのか』」の手続きを明文化しないと政府が閣議決定したのです。

 これを見て、今まで政府を信用してきた方々も目を覚まして、文献調査もお断り、おカネもいらないという方向の指針と声を上げ、町村民みんなで、核のごみの文献調査に反対していなかければなりません。

 賄賂(わいろ)は怖いです。政府の賄賂は、普通の賄賂よりなおいっそう怖いです。とりわけ政府が必死に探している高レベル放射性廃棄物の捨て場所を一つでも増やしたいという「野望」を持っている「原発大国」・しかも狭い国土の日本の場合はなおさらです。引き返すなら今のうちです。町村民の一致した反対運動を起こし、一致団結して、反対の声を上げ、署名活動をし、議会を動かし、核のごみ捨てに賛成する町議会議員、村議会議員をリコールしないところまで連れて行かれます。
あなたは、子々孫々に核のごみに汚染された町村を残しますか?それを自分たちで、ともに考えて、反対の声を上げ、反対の活動を始めましょう。(2021・2・9)