[430](投稿)「上納金」のよう

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「まるで上納金のよう」 旭医大学長アドバイス料 あきれる学内関係者 「いさめる立場が同じことを」

旭川医科大学の吉田晃敏学長が、滝川市立病院から約14年間にわたり、アドバイス料として総額6920万円を受け取っていたことが29日分かり、学内関係者からは「まるで、医大とのつながりを保つための『上納金』のようだ」などと疑問の声が上がった。吉田学長は一昨年に教授2人を、医療機関や製薬会社から不正に多額の報酬を受けたとして、相次いで懲戒処分にしており、「いさめる立場の人が長年、同じようなことを続けていたとは」とあきれる声も漏れた。
 同大の顧問弁護士によると、吉田学長と滝川市立病院との「医療情報アドバイザー」の契約は、大学に兼業の届け出が提出されており「兼業規定には違反しない」という。ただ、滝川市立病院によると、月40万円、14年間で計約7千万円という多額の報酬に対し、吉田学長が同病院を訪問したのは3回のみ。同病院の関係者が吉田学長を訪問するのも年1回程度だった。
 ある職員は「アドバイス料であれば、病院から相談を受けた時にその都度、受け取ればいい。何も対応していない月もある中で、毎月報酬を得るのは不自然だ」といぶかしむ。契約は今年1月に吉田学長側から打ち切っているが、滝川市立病院が、14年間にわたり報酬を払い続けていたことに「契約を解除したら何か仕返しをされると恐れたのでは」と指摘した。
 同大では2019年11、12月に、教授2人が医療機関や製薬会社から不正に多額の報酬を受け取っていたとして、吉田学長が2人を懲戒処分した不祥事が起きている。学長は兼業を届け出ていたのに対し、処分を受けた教授2人は、届け出ていなかった違いはある。
 だが、別の大学職員は「学長のアドバイザー契約を知って、あの問題がすぐに頭に浮かんだ。(麻酔が必要な緊急手術のための)待機料として報酬を受け取っていた麻酔科の教授の方が、時間や心理的拘束があり、まだ仕事をしていた。いさめる立場の人が、似たようなことを長年続けていたとは」と声を落とした。
 同大の学生たちにも動揺が広がった。医学部4年の学生は「昨年末から吉田学長の言動に関する報道が相次ぎ、学外の友人から旭医大は大丈夫かと心配される」と話し、「落ち着いて勉強もできない。本音を言えば、学長に退任してもらい平穏な大学生活を取り戻してほしい」と訴えた。(山中いずみ) 
(2021・1・30 05:00 北海道新聞デジタル版より引用)

※※※ 真田正幸のコメント
 旭医大の吉田学長が、滝川市立病院から約14年間にわたり、アドバイス料として総額6920万円を受け取っていたことが29日分かり、学内関係者からは「まるで、医大とのつながりを保つための『上納金』のようだ」などと疑問の声が上がりました。また、これは初めてこの報道で知りましたが、「吉田学長は一昨年に教授2人を、医療機関や製薬会社から不正に多額の報酬を受けたとして、相次いで懲戒処分にしており、『いさめる立場の人が長年、同じようなことを続けていたとは』とあきれる声も漏れた」とありますが、2人の教授が不正に多額の報酬を受けていたことに対し懲戒処分にしていたという、笑うに笑えない「独裁者・安倍や菅のやり方」を見た気がします。
契約を解除したら仕返しを受けるのではと心配したのではと推測が起きるのは、吉田学長が他の教授に多少の金品をやり、滝川市立病院に医師の派遣をしていたことを暗示しているように思います。吉田学長のリコールなどが生じていますが、吉田学長が解任され、騒動が収まって学生や医師らが勉強や治療や研究に勤(いそ)しむことができるようになればいいですね!!