[456](投稿)野田氏「接待」ではないと釈明

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「接待でない」苦しい釈明 野田氏らNTT幹部と会食 専門家批判「ザル規範」
03/12 07:25 更新

 総務省の接待問題は、歴代の総務相など政務三役(注1)経験者4人も在任中にNTT幹部と会食していたことが明らかになり、官僚だけでなく政界にも波及した。関係業者からの供応接待を禁じた大臣規範に触れる可能性があるが、4人は「接待ではない」「業務の話はしていない」などと釈明。政府内からは問題視しない声が出ているが、接待を受けた同省幹部は処分を受けており、専門家は「身内に甘い」と指摘する。▼ 「私の信条として仕事の話はほとんどしていない」。自民党野田聖子幹事長代行は11日、総務相時代の17、18年に行ったNTT幹部との会食について、こう主張した。政務三役の服務規律を定める大臣規範は、関係業者から接待や贈り物を受け「国民の疑惑を招くような行為」を禁じる。野田氏は「接待でなく懇談」と述べ、規範に反しないとの見解を示した。ただ、18年の分はNTT側が飲食代を支払っており、野田氏は今回の問題発覚を受けて返金した。副大臣時代の20年に接待を受けた寺田稔衆院議員も、事務所を通じて「飲食代を返金した」と説明。同じく副大臣だった18年に接待を受けた坂井学官房副長官は発表したコメントで、飲食代はNTT側が負担したことを認めたものの「業務に関する要請や要望は全くなかった」と釈明した。▼ 前総務相高市早苗衆院議員は、2回の会食で土産代を含めて計約2万6千円を自己負担したとして、「接待は皆無」と自身のホームページで強調した。▼ 大臣規範は、中央省庁再編に伴って01年に閣議決定された。関係業者からの接待の禁止のほか、兼職の原則禁止、大規模パーティーの自粛などを規定するが、罰則はない。政府は12年の質問主意書で「懲戒処分を含めた罰則規定は検討していない」と答弁しており、政府高官は「(規範は)己を律するもの。本人が抵触しないと言えば抵触しない」と言い切る。▼ 一方、NTTや菅義偉首相の長男が勤務する放送事業会社から接待を受けた総務省幹部は、国家公務員倫理法に違反したとして減給などの処分を受けている。▼ 明治大の西川伸一教授(政治学)は「身内に甘い『ザル規範』になってしまっている」と、規範の実効性のなさを指摘。「露骨な請託はなくてもNTT側には大臣らと顔をつなぎたい意図があるはずで、国民の疑惑を招くもの以外の何物でもない。政治家の緩みを感じざるを得ない」と批判した。
(吉田隆久、玉邑哲也)<2021・3・12北海道新聞デジタル・図はクリックすると拡大されます>

注1)【政務三役】 の解説:各省の大臣・副大臣政務官のこと。大臣は民間人が任命される場合があるが、副大臣政務官は慣例的に国会議員が任命される。


◆◆◆ 骨川筋衛門のコメント:

総務省の接待問題は、歴代の総務相など政務三役(注1)経験者4人も在任中にNTT幹部と会食していたことが明らかになり、官僚だけでなく政界にも波及し」ました。つまり、大臣(民間人のこともありますが)、副大臣政務官は、国会議員が就任し、「怪食」をし、官僚以外の国会議員の「接待問題」に広がっていることが分かりました。「関係業者からの供応接待を禁じた大臣規範に触れる可能性があるが、4人は『接待ではない』『業務の話はしていない』などと釈明。政府内からは問題視しない声が出ているが、接待を受けた同省幹部は処分を受けており、専門家は『身内に甘い』と指摘」しています。各人は言いわけをしていますが、「苦しい言いわけ」だと思います。さらに「政府高官は『(規範は)己を律するもの。本人が抵触しないと言えば抵触しない』と言い切る」のですが、これを私たちは、「居直り」と呼びます。「一方、NTTや菅義偉首相の長男が勤務する放送事業会社から接待を受けた総務省幹部は、国家公務員倫理法に違反したとして減給などの処分を受けている」わけで、「身内(国会議員)」に甘い」と言われるのは当然です。国会議員は「安倍の金権政治」を見習っているので、居直る術も心得ているのでしょう。

コロナ禍で、職を失い、お店が成り立たなくなっている中、国会議員だけが「安全地帯」にいるという図は御免こうむりたいものです!!

▲▲▲ 本人が無いと言えば無いものに

▲▲▲ 金権は誰もが欲しと議員言い

         野田高市 作     

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