[466](投稿)寿都町周辺の町、核ゴミ処分場反対

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社説 核ごみ反対条例 生活への不安は当然だ
(2120/03/17 05:00 北海道新聞デジタル)
 後志管内の寿都町神恵内村で進む高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場建設につながる文献調査を巡り、周辺町で町内への核ごみ受け入れを拒否する条例案などの可決が相次いだ。▼ 寿都町に隣接する黒松内町議会はきのう「核抜き条例案」を可決し、神恵内村に接する積丹町は今週条例を施行した。仁木町議会はきのう、道内への核ごみ持ち込みに反対する意見書案を可決した。▼ 寿都と神恵内の町村長は周辺と十分な協議をせず調査に応じた。地域の1次産業や観光への影響が懸念され、不安は当然と言える。▼ 1自治体の判断が周囲に与える影響の大きさを考慮する必要がある。寿都町神恵内村は選定プロセスの見直しに取り組むべきだ。▼ 黒松内町の条例は、目的に「現在及び将来において町民が安心して暮らせる生活環境の保障」を掲げ、放射性廃棄物の町内への持ち込み禁止を盛り込んだ。▼ 鎌田満町長は文献調査を巡り「折を見て(寿都に改めて)反対を訴えたい」と述べる。▼ 仁木町の意見書案は文献調査に懸念を示した上で、核ごみ持ち込み後に事故が発生すれば、影響は道内全域に広がるとしている。▼ 寿都の片岡春雄町長は周辺自治体の反対に応じなかった上、町内の意見は「肌感覚」で分かるとして応募した。独善的な姿勢を貫けば、町内だけでなく周辺との溝が一層深まることを理解すべきだ。▼ 寿都、神恵内に隣接する6町村のうち、核抜き条例案の可決は島牧村を含め3町村となった。蘭越町も制定を目指す。▼ 現行法では、調査に周辺自治体の意向が反映される仕組みにはなっていない。このため反対姿勢を明確にすることで、文献調査の進展に歯止めをかけたい考えだ。▼ 道内の核抜き条例はこのほか、道と日高管内浦河町上川管内美瑛町宗谷管内幌延町が制定している。▼ 鈴木直道知事は道条例を踏まえ調査に反対する。開会中の定例道議会でも議論を深めてほしい。▼ 道内では今週、核ごみ問題を考える市民団体も設立された。上田文雄前札幌市長らが呼び掛け人を務める。寿都をはじめ道内各地でのフォーラム開催を予定する。▼ 団体は、安全性や風評被害を考えれば、核のごみの影響は北海道全域に及ぶため、全道規模での論議が必要だと主張する。▼ 寿都町神恵内村は調査再考を求める動きが広がる現状を真摯(しんし)に受け止めるべきだ。

※※※ 夏目葬式のコメント:

「智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」(『草枕』)と漱石先生は書いた。
寿都町を取り巻く北海道の各地の漁協や周辺地域から、寿都町神恵内村に対して「核のごみ」を持ち込まないでほしいという声が日増しに強く上がってきました。各議会でも決議が上がっています。
風評被害で観光や産業に多大な影響が出ると懸念し、最大の危険性は放射の汚染に巻き込まれる恐れが十二分にあるからです。実際、今でも福島県の漁業者も農業従事者も魚価や農産物価格も他県より取引価格が安いと県民は怒っています。

黒松内では、「現在及び将来において町民が安心して暮らせる生活環境の保障」を挙げています。

これらのことを寿都町神恵内村の「おえらいさん」仲間だけでなく、住民の方々それぞれが良く考えないと、「お金にくらんだ目では見えない」と思います。子供や孫やひ孫…子々孫々のことはどうでもいいことなのでしょうか!!

漱石先生の文章をよくよくかみしめて、次世代の安寧(あんねい)を優先しませんか!!

隣近所付き合いの「角が立たないように」だけでは、放射の汚染は防げないことを、寿都町の片岡春雄町長の案に賛成の方は良く考えた方が良いと思います。風評被害も防ぐことはできないものだということも福島の人たちは良く知っていると思います。お聞きになられたらどうでしょうか!!

政府の回し者の言葉は「甘言」ですが、後から苦くなります。毒性があります。じわじわと蝕(むしば)んでいく放射能が細胞を壊していきます。癌にもなりやすいです。白血病甲状腺がん等々…