[519](投稿)スギ薬局ワクチン接種優先で思うこと

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スギ薬局の“不買運動”始まる。西尾市が会長夫妻のワクチン予約を優先確保、市民犠牲の「上級市民」優遇に批判殺到
2021/05/12 12:06MAG2 NEWS

スギ薬局の会長夫妻にワクチン接種で西尾市が便宜

愛知県西尾市新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、スギ薬局などを展開するドラッグストア大手「スギホールディングス(HD)」の杉浦広一会長(70)と昭子相談役(67)夫妻に優先的に便宜を図った問題が波紋を広げている。スギHDはおわびのコメントを発表したが批判が殺到し、不買運動につながる動きを見せている。▼市によると、4月中旬に同社の秘書から接種を担当する健康課に「会長夫妻を高齢者入所施設の枠で受けさせてほしい」との要請があったという。担当者は断ったがその後も繰り返し要請され、健康福祉部長が近藤芳英副市長に相談。副市長は同社が市への寄付などで多大な貢献をしている見返りとして予約を優先的に受け付けるよう指示し、5月10日に開始した高齢者向け集団接種の接種券を確保した。この題は地元紙が11日朝刊でスクープしたが、同紙が10日に市に問題を指摘すると、市は慌てて杉浦夫妻の予約を取り消した。市からそのことを告げられた時、すでに杉浦夫妻は接種場所に向かっている最中だったという。▼市は同社の秘書から、通常の働きかけより強い圧力、プレッシャーをかけられたというが、スギHDは「社員が何度か問い合わせをしたのは事実だが、便宜を図ってほしいとお願いした認識はない」としている。一連の騒動を受け、スギHDは自社のホームページに経緯を発表。「日夜尽力されている全国の行政の方々の努力に水を差す結果となってしまったことに深くお詫び申し上げます」と謝罪したものの、「会長杉浦自身は過去にアナフィラキシーショックを経験しており、ワクチン接種は希望しておりません」とコメントした。

苦しすぎる言い訳にスギ薬局不買運動が始まるあってはならないワクチン接種に対する自治体の便宜。河野太郎ワクチン担当相も「みんなが順番に打てばスムーズにできる。何かを確保する必要はまったくない」と厳しく批判した。▼大きな騒動となってしまった今回の一件だが、西尾市の発表とスギHD側の見解には多くの食い違いがある。

食い違い ①杉浦会長のワクチン接種の意思
 市は同社の秘書から「会長が接種を楽しみにしている」などと言われたことを明らかにし、相談や要請の域をはるかに超えたものと認識。一方、スギHD側は杉浦会長は過去にアナフィラキシーショックを経験したことから、ワクチン接種は望んでいなかったとしたが、もしこれが事実なら秘書は会長をアナフィラキシーのリスクに“晒(さら)そうとした”ことになる。

食い違い ②当日の杉浦会長の行動
 内部からのリークにより、近藤副市長が慌てて接種当日に電話で杉浦夫妻に事情を説明。この時、夫妻は接種会場に向かう途中だった。▼一方、スギHD側は妻の付き添いで同行していただけで、杉浦会長自身の予約の事実は知らなかったとしている。▼徐々に詳細が明らかになってきたが、両社のコメントを見てみると、スギHD側の見解は明らかに苦しいと言わざるを得ない。▼【関連】菅首相が招く「五輪地獄」の悪循環。ことごとく外れる希望的観測

 ネットでは「全部秘書のせいにして政治家とまったく一緒」「じゃあスギ薬局のレジに並ばないで横入りしていいってことだね」「やっていることは脅しそのもの」「西尾市にも上級国民がいた」など、批判の声が高まっている。▼スギ薬局ではもう買わないと意思表示をする人たちも現れ、不買運動が起きる可能性も懸念されている。

※※※ 骨川筋衛門のコメント:
 長期政権の安倍元首相や菅首相の下での「賄賂(わいろ)・忖度」などと同類の事件が愛知県西尾市で起こりました。あまりにも下手な芝居なので誰にも分かりやすく、また怒りも買う事件だと誰しもが思うでしょうね。秘書に何度も電話を掛けさせ、「仲裁役」に近藤副市長が出て、スギ薬局創業者に有利な軍配を上げました。日常的に近藤副市長はスギ薬局の「裏のお世話になっている」のでしょうね。スギ薬局も言い訳が下手ですね。政府なら「顧みて他を言う」ことに長(た)けているのでスガ。車で二人でワクチン会場に行きながら、「楽しみにしていた」人が一転、「肺癌の手術をした」とか「アナフィラキシー」を経験したとか「言いわけ」するのは見苦しいですよね。この辺りも「黒塗りにして証拠を隠滅する」安倍・菅政権と比較するのも愚かなことになります。どこのワクチン接種受付やワクチン接種会場も不評を買っています。電話が通じない、インターネットも通じない。並ぶと横から順番を守らない人が割り込んで入ってくる…。この騒ぎが一層これらを大写しにしてくれました。7月末までに終わらせると言い切った菅首相の思惑は、新型コロナウイルス・その変異株によって無残にも打ち砕かれてしまうようです。菅首相は、汚染水を海洋に放出することを決めたり、野党を巻き込んで「国民投票」で「改憲」して「戦争のできる国」を作ろうとしています。                                        

 オリンピック招致のために、安倍元首相は福島第一原発は、「アンダーコントロール(管理下にある)」されていると世界中を騙(だま)しました。その結果、福島原発の「爆発・メルトダウン・汚染水の垂れ流し、放射性物質の散乱の放置」を見ないふりし、聖火リレーのお祭りでお茶を濁して知らぬ顔を決め込みました。  
 その積み重ねが、かつて丹念に開墾され豊かな土地が荒れ放題のままに放置され、それまでは出てこなかったクマが出たり、放射線で動物のみならず、樹木も成長を歪められたり、動物植物の遺伝子が壊れたりするなどの重大な事態を生み出しました。それらを見捨てても平気でいます。そのお返しがワクチンも遅れに遅れる事態を招いています。自国でワクチンも作れない国家政策を遂行してきて、そのつけが回ってきたのです。読者の皆様は「スギ薬局」事件をどう見ておられますか!?「スギたるは及ばざるがごとし」でしょうか?「不買運動」でしょうか?

● 杉浦は規則違反ですコロナ禍で
● 秘書のせい病気のせいと逃げ口上
● スギたるはおよばざる横柄(おうへい)で
● 薬にもしたくならない割り込みは
● やりスギだ怒り心頭副市長に
● お世話されお世話で返す副市長
● 毒になる薬にならず出スギです
● ワクチンは販路にあらず電話する

   コバヤシイッチャタ 作  

 ◆ スギ薬局の杉浦会長は、ワクチンだけは購入できず、秘書に電話させて西尾市の対応が良く分かる事例です。下僚は正しく断ったが、近藤副市長はOKした。
 日ごろの「鼻薬」が利いている。だって、薬局ですから余るほど「鼻薬」は在庫していますからね。
 新型コロナはいろいろな副作用を発揮し「暗闇」を暴き出しますね。

       批評禍:スギタリョウタロウ