[529](寄稿)医療界の政治的上層部の実態、しのびよる「国民皆保険」の危機

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ペンギンドクターより
その1

皆様

 5月も終盤にさしかかり、今日は久しぶりに晴れているものの、関東地方も梅雨入りのような天気が続いています。日本は一体これからどうなるのでしょうか。

 先日、日本医師会の会長はじめ幹部が14人ほど、自民党参議院議員自見英子氏の政治資金パーティーに堂々と参加したという報道が世間を騒がせていました。自見氏は1976年生まれ、父親は自見庄三郎氏(福岡県が地盤)で九大卒の医師、自民党時代は橋本内閣の郵政大臣、小泉の郵政選挙で刺客を送られ落選し、国民新党時代に野田内閣などの閣僚も務めた人です。自見英子氏は小児科の医師ですが、厚生労働政務官の経験があり、ダイヤモンド・プリンセス号にも自ら乗り込んでいます。参議院議員は一期目で、二階派のようです。二階幹事長の肝いりのパーティーで、欠席するわけにはいかなかったのかもしれません。

 前の医師会長の横倉氏(福岡県医師会長だった)は中川現会長に禅譲の予定が、盟友の麻生副総理に思いなおすように言われて出馬して敗北したという経緯があります。そういう魑魅魍魎の背景があり、現医師会長も日本医師会が推し、二階派の自見氏の政治資金パーティーに参加せざるを得なかったのかもしれません。中川会長には別のスキャンダルも報じられています。もう少し骨のある人だと思っていましたが・・・・・・。彼は北海道の脳外科医で、日本で最初に「脳ドック」を始めた人と聞いています。

 それにしても、馬鹿々々しい限りです。

 政治家がパーティーに参加するのなら、「あゝ又か」で済みますが、日本医師会長がコロナ禍での自粛の折から、100人ものパーティーに参加するというのは、どうみても弁解のしようがありません。


 私が50歳の時ですから、もう20年以上前になりますが、私は栃木県医師会の常任理事(栃木県医師会50年の歴史上、初めて選挙が行われて勝利した)になって、医師会というものの実態を身をもって経験しました。6年間務めましたが、大変貴重な経験をしました。当時は日本医師会の推す参議院議員自民党国際政治学者」武見敬三氏(父親が有名な元日本医師会長武見太郎)でした。当時私は、情報収集のためもあって、自民党武見敬三新党さきがけ堂本暁子社民党今井澄の三つの後援会に入っていました。武見さんだけは医師会役員の関係で、他の二人は個人的な関係でした。いろいろなニュースが入ってきていました。・・・・・・。

 いずれにしろ、日本の医療界の政治的上層部は現在最悪です。結局、現場が疲弊していくだけのような状況です。「国民皆保険」という世界に冠たる制度も、本質的な改革は先送りとなり、チマチマと枝葉末節をいじくるだけで、コロナ後は必ずパンクします。先日、女房が念のため受けたコロナのPCR検査も依然として1万8000円のままであり、保険で処理されて、女房の自己負担は3割でした。世界のどこに、このようなやり方をしている国があるでしょうか。どこかで誰かが「ぼろ儲け」しているのではないかと疑っています。厚労省もすでにコロナに関しては知らぬ顔を決め込んでいるように見えます。厚労省にも心ある人はいるのでしょうが、保身のために身をすくめているのかもしれません。・・・・・・。ワクチン担当大臣や防衛大臣が登場している今、厚労省も梯子を外されているわけですから。このへんのことは、正直なところ、調査する気が無くなりました。

 さて、ワクチンですが、ファイザーのワクチンについては、冷凍庫から出して一ヵ月使用可能という報道が出ていました。いいことです。ファイザーのワクチンの副反応については、「厚労省ワクチン死亡例」などで、ネット検索を行うと、厚労省のホームページに数十例の死亡例が掲載されています。有害事象として登録されているわけですが、ワクチンによる直接の因果関係はなしとされています。医療現場での評判はいいようです。

 また5月21日の報道ですが、アストラゼネカワクチンについては、国としては認可したものの推奨しないことにしたようです。血栓症の報告がヨーロッパを中心に多く見られているからです。こちらも「アストラゼネカワクチン副反応」で検索すれば、ヒットするはずです。血栓症若い女性に多いという報道が見られており、私もあわてて接種しないほうがいいと思っています。


 以下の和田眞紀夫医師の意見は何度も転送しました。現場での実体験のレポートで説得力があります。お読みいただければ幸いです。

編集部より
明日につづきます。