尾身氏見解は「自主研究の発表」田村大臣、非公式の認識
6/4(金) 10:36配信
東京五輪・パラリンピック開催に伴う新型コロナウイルスの感染拡大リスクをめぐり、政府対策分科会の尾身茂会長が考え方を示す方針を明らかにしていることについて、田村憲久厚生労働相は4日の閣議後会見で「自主的な研究の成果の発表ということだと思う。そういう形で受け止めさせていただく」と述べた。
尾身氏は考え方について、分科会として公表するのか、専門家有志として出すかなどを検討している。田村氏の発言は、分科会やコロナ対策を厚労省に助言する専門家組織による公式な意見として受け入れない構えを示した形だ。田村氏は「参考になるものがあれば、政府の中で採り入れさせていただく」とも述べた。(2021・６・４朝日新聞デジタル yahoo ニュースより）
※※※ 亀戸兎(かめとうさぎ)のコメント
尾身氏の発言が菅首相をはじめ、政府与党にかなりの影響を与える発言だったことが田村大臣のこの見解で良く分かります。書かれているように尾身氏の発言は、厚労省としては、分科会・コロナ対策専門家組織の公式的な発言としては受け取らず、政府は政府の道を行くと言うことです。
ここに政府の専門家の意見を軽視する態度が表れています。何のために専門家を集め新型コロナ対策の相談役として組織したのか分かりません。「虎の威を借る狐」という諺（ことわざ）がありますが、その虎とそりが合わないということを田村大臣は言っています。他の報道で丸川五輪大臣も田村大臣と当然ですが同じ姿勢を示しました
新型コロナ感染対策をしっかりとり、国民の命を守る科学的根拠のある政策ではなく、ただただ「東京オリンピック・パラリンピック開催」在りきで今後は進むと思われます。ワクチンだけでは対策は不足であるということを無視して、IOCの「ぼったくり男爵・バッハ」の意向のとおり動こうとしています。何人もの賄賂（わいろ）で、逮捕されたり、辞職する自民党大臣や代議士を出す自民党の腐敗臭を振りまく体質はこの件でも良く分かります。国民の世論も全く無視して「ぼったくり男爵の道を行く」ということです。これで良いのかと疑問を抱きます。多くの人が団結して、新型コロナ感染やその変異株で命を落とさない道を歩むための選択を私たちは探索していかなくてはなりません。そのための医学者や科学者のより良い・正しい意見を見分け、耳を傾け、コロナ対策も下手な・持続化給付金も出し渋る自民党の愚策に反対する声を大きく上げながら、ともに団結して歩んでいこうではありませんか！！
