[571](投稿)ワクチン供給滞り

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※※※ 徳川無頼のコメント

 下記のニュースの要点は、各地の都道府県や市町村とワクチン接種の予約はしたものの、ワクチンが「急に」不足する事態となった事態に対する人民の厳しい怒りの声が上がっているということです。

 日本のワクチン製造関連事業は、ペンギンドクターのみるところでは「二等国、三等国」だという評価です。自前で作れないため、米国や英国に依頼して供給を仰いでやっと少しワクチン接種が「職域」に広がるかもしれないところまできて、「需要と供給の予想が外れるという失態」が表面化したということです。
 政府の厚労省を含む諸官僚はだれも気付かなかったのでしょうか?
 気がついても、それを指摘すると菅首相の怒りっぽさと左遷されるという恐怖に慄(おのの)いて、怒りを買ってでもこのような予測を進言する官僚が出てこなくなったと推測します。
 また、北海道の寿都町にはいち早くワクチンが供給され、近隣の町村には供給されたという話は聞いていません。(同地で新型コロナに感染したという報道を見逃しているだけかもしれませんが)。これは、核のごみに対して文献調査などを引き受けるという手を挙げた政府にとって「核のごみの調査を引き受けるという発言をしてくれた極めて稀(まれ)なる大事・大事なお客さん」だからではないかと思います。ワクチンが「贈答品」となったわけです。これを「賄賂(わいろ)」だと思う人は少ないと思いますが、私はこれはまさしく「賄賂」以外の何物でもないと思います。この賄賂で、寿都町の秋の町長選挙で、現町長である片岡町長が当選し、核のごみの文献調査等を引き受けてくれるなら「安いもの」でしょう。万が一、核のごみを引き受けない・文献調査に協力しないと反対の意思表明している町会議員が当選したら、政府の思惑はオリンピックと同様に外れてしまうことになるのを恐れたからです。
 今や新型コロナのワクチンの重み・その全体重が菅官邸や政府にのしかかっています。しかし、「ワクチン製造ができない国家・日本」に住む全国民の生命にかかわるワクチンの蛇行は、菅政権にとって「最悪のシナリオ」です。オリンピック開催どころではないことは確かなことだと思います。政権はそれでもオリンピックに突入すると思いますが。


★以下は「yahooニュース」からの引用です。
ワクチン届かず……京都の病院「突然の通達に困惑」 予約キャンセルで「市長と相談せい!」「納得いかない」怒りと落胆
7/3(土) 17:35配信

日本テレビ系(NNN)
新型コロナウイルスワクチンで、企業が自治体と協力して夜間の接種会場を設けるなど工夫が続く中、供給不足が深刻化しています。自治体むけは希望量の3分の1で、未承認の企業・大学向けは8月以降に。予約キャンセルに遭った人からは怒りの声が上がります。

■「夜間接種」区外在住でも接種OK
日テレNEWS

渋谷区とアプリ運用会社「スマートニュース」が協力して始めた、夜間の新型コロナウイルスワクチン接種が2日夜、区内で行われました。約500人が接種を受けましたが、社員や区民だけでなく、渋谷区で働く人や買い物客らも、予約した上で接種することができます。 世田谷区民(20代)「今までゆかりのある会社ではなかったので、非常にありがたいですよね」 千葉県市川市民(50代)「高齢の父と同居していますし、私が唯一、都心まで出勤しているので、ほっとしています」

■河野大臣 自治体むけワクチン「希望量の3分の1」
日テレNEWS

接種を進めようと工夫が続く中、河野ワクチン担当相は、現在承認の連絡が来ていない企業や大学へのワクチンについては、8月の1週目から順次配送する予定と明らかにしました。会見で「今確認ができていない会場について、7月中に接種を始めるのは、非常に難しい状況になっております」と説明しました。 政府関係者によると、申請された約5200会場のうち、半数ほどが未承認だといいます。 さらに、河野大臣は自治体むけについて「供給量が希望量の3分の1でございますので、希望量の配送というのはできません」と述べました。

■「納得いかない」予約キャンセルに
日テレNEWS

その影響を受け、京都市の堀川病院は、「新規の予約申し込みは停止いたします」「一日も早く接種いただけるよう取り組んで参りました矢先の突然の通達で大変困惑しております」などとホームページで周知しました。 理由は、京都市から届いたワクチン不足の知らせだといいます。堀川病院の山田事務長は「『ワクチン接種のスピードが国の供給量を大きく上回っている中で、不足する状況に至りました』と(いう内容でした)」 これまでは週に420回分のワクチンを受け取っていましたが、来週からは120回分に減らされることに。そのため、予約をしていた人にもキャンセルをお願いしているといいます。 山田事務長「(キャンセル対象が)270人おられまして、昨日と今日で全員の電話連絡を行っています」 岩本乃蒼アナウンサー「予約されていた方の反応はいかがですか?」 山田事務長「全員落胆されております。『市長と相談せい!』みたいなことを言っておられる方もおられますし、『納得いかない』という方ももちろんおられますし。見通しが立てば、キャンセルした人の怒りも半減すると思うんですよ」

■知事ら「重点配分」を国に要望
日テレNEWS

ワクチンをめぐっては、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県の知事は、「今後のワクチンの配分計画に懸念がある」として、感染リスクの高い地域に重点的に配分することなどを、国に対し共同で要望しています。 大阪府の吉村知事は、河野大臣や菅首相に面会。河野大臣には「できるだけ早くワクチンを供給していくことが国家的に必要ではないか」と伝え、感染が広がりやすい地域に集中的に供給するよう求めました。 (7月2日『news zero』より)