[587](投稿)寿都町説明会終了、計8回で延べ100名

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説明会全8回で106人参加 寿都の核ごみ説明会 全日程終了
07/17 08:32 更新(北海道新聞デジタルより)


寿都】後志管内寿都町が1日から始めた原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査に関する住民説明会が16日、全日程を終えた。片岡春雄町長は、町内7カ所計8回の説明会を通して文献調査への理解促進を狙ったが、人口約2800人のうち、参加者数は延べ106人にとどまった。▼ 説明会は、最終日の16日だけ公開された。冒頭、片岡町長は「文献調査に応募したからと言って、処分場が決まったわけではない。次の段階に進むときは住民投票を行うので安心してほしい」と改めて強調。町職員が町の将来の財政状況が厳しさを増すことについて、原子力発電環境整備機構(NUMO)の職員が核のごみの地層処分事業について、それぞれ説明した。▼ 質疑では、調査に反対する町議や住民が「町の住民説明会に地層処分を推進するNUMOを呼ぶべきではない」「核のごみの処分は、新技術ができるまで待つべきだ」などと訴えた。▼ 町は文献調査に関する町民の不安や疑問を解消するために説明会を開いたが、参加者は延べ100人強にとどまった。調査の賛否で町の分断が進む中、説明会への参加を見送った町民も多い。不参加だった無職男性(74)は「賛成か反対かは決めかねている。ただ説明会に参加して発言しても、賛否をみられているようで行きにくい」と話す。▼ 終了後、片岡町長は「地域の団体がやっているサークルなどに出かけて説明する方法などを考えたい」と今後も勉強会を開く考えを示した。NUMO寿都交流センターの末木克久所長も「こちらから出向く形で交流を深めたい」と話した。ただ、説明会に参加しなかった高齢女性は「用事で行けなかったけど、用事がなくても行かなかった。応募の前に勉強するべきで遅いよね」と突き放した。(前野貴大、日野夏美)

※※※ 岩見重太郎のコメント
 寿都町の人口2800人のうちNUMO(原子力発電環境整備機構)が開催した「対話の会」に集まったのは延べ106人だったそうです。いかに、寿都町の住民の方たちが「海岡町町並びにNUMO(原子力発電環境整備機構)」を信頼していないかが分かります。「軒を貸して母屋取られる」という危機感があったと考えられます。◆幌延の借地期間を強引に延長していく様をみても、同じ経過をたどり、文献調査をしてから先に進むか否かは、町民投票をして決めるという片岡町長の言葉は多くの寿都町の住民には届かなかったというほかありません。◆片岡町長は未練がましく「地域の団体がやっているサークルなどに出かけて説明する方法などを考えたい」つぶやいていますが、秋の選挙で再選されるかどうかの方が気になっていることでしょうね。 
 NUMO(原子力発電環境整備機構)の末木克久所長も'「こちらから出向く形で交流を深めたい」といっていますが、これもむなしいことになりそうです。地元の有志の人たちが集める会は、自由に興味のある人に集まってもらって勉強会を自発的に開くので軽く一回の会に100以上集まります。秘密サークルのような寿都町長とNNUMOの会には参加者は8回やってもなかなか住民の方たちが集まらないことが歴然としました。◆記者が町やNUMO開催の説明会に行かなかった女性に問いかけたのでしょうね。なぜ町長やNUMOが集める会に行かないのかと。「説明会に参加しなかった高齢女性は『用事で行けなかったけど、用事がなくても行かなかった。応募の前に勉強するべきで遅いよね』と突き放した」と書かれています。文献調査に応募する前に、核のごみの勉強と寿都町の住民の方々の意見を聞かないで、独断で決めていることや町内を分断することなどに違和感があったのでしょうね。そのように私は推測します。子々孫々のために、きれいな山や土地や海をのこし、日々の暮らしをゆっくりと過ごしたいと思っているのではないかと…