[630](投稿)核のごみ文献調査交付金の分け前

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寿都交付金、岩内に7500万円配分 核のごみ
08/27 22:57 更新
 【寿都、岩内】後志管内寿都町は、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査に伴い国から支給される本年度の交付金10億円について、同管内岩内町に7500万円を配分することを決めた。寿都町は、残りの9億2500万円を受け取る。▼ 寿都町は25日付で岩内町に配分額を通知した。交付金は調査が行われている自治体に5割以上、残りを都道府県と近隣自治体に配分する枠組み。寿都町は、自町に6億円、残りは道に1億円、岩内町を含む4町村に各7500万円を配分することを検討したが、道と同管内蘭越町黒松内町島牧村が受け取りを辞退。岩内町は18日、配分を求める方針を寿都町に伝えていた。▼ 寿都町は本年度当初予算に、他の自治体への配分額も含めた交付金計10億円を計上済み。今後、岩内町に配分する7500万円を減額した補正予算案を町議会に提出する。岩内町は9月の定例町議会に、交付金を盛り込んだ補正予算案を提出する予定。▼ 同じく文献調査が進む同管内神恵内村は、同様の枠組みで同管内の近隣3町村(泊、共和、古平)に7500万円ずつ配分することが決まっている。(前野貴大)(北海道新聞デジタルより)

※※※骨川筋衛門のコメント

◆後志管内寿都町(しべしかんないすっつちょう)は、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査に伴い国から支給される本年度の交付金10億円について、同管内岩内町(いわないちょう)に7500万円を配分することを決めました。◆「交付金は調査が行われている自治体に5割以上、残りを都道府県と近隣自治体に配分する枠組み」だそうですが寿都町は、自町に6億円、残りは道に1億円、岩内町を含む4町村に各7500万円を配分することを検討しましたが、道と同管内蘭越町黒松内町島牧村が受け取りを辞退しました。岩内町は18日、配分を求める方針を寿都町に伝えていました。◆ 「寿都町は本年度当初予算に、他の自治体への配分額も含めた交付金計10億円を計上済み」だったことは初めて知りました。町の議会は原発から出る「死の灰の埋め立て地」の「文献調査」を受け、文献調査などにたいする10億円の予算を町議会で早くから受け取ることを決め、また、近隣の町村にも配分することも決めていたのでした。◆これではNUMO(「原子力発電環境整備機構:原子力発電で使い終えた燃料を再処理した後に残る高レベル放射性廃棄物の安全な地層処分の実現に向けて事業を行う組織」)が寿都町に来て「対話の場」を開いた意味は全くないことになります。◆NUMOを寿都町に招かなくても、あらかじめ町議会で文献調査を受けることに決めており、それゆえ早々に国から入る交付金寿都町の予算として組み込んでおり、他の市町村まで巻き込む算段までしていたわけです。岩内町以外の3町村は辞退しましたが、岩内町は受諾したので岩内町には7500万円を分けました。が、残りは何に使うのでしょうか?◆寿都町の主要産業である漁協は反対派が多く、風力発電も漁協はこれ以上増やすことには反対の姿勢を示しています。◆「文献調査」とは名ばかりであり、実質は地層を調査し、何としてでも「死の灰」を埋めるようにもって行こうとするだろうと多くの専門家は見ています。幌延の地層の研究施設の動きが延長されたことを想起すれば、同じことが寿都町でも起こることが十二分に考えられるのです。◆「死の灰」が埋められるかもしてない町から、若者は出ていくようになる可能性が高くなると思います。「死の灰」の町に「死の町」が出現することになる…と憂慮する人たちがたくさんいます。◆寿都町長選挙でぜひとも、死の灰に対して、それに関連する文献調査に反対する町長が選ばれることを切に願っています。明日はあなたの町や村に「死の灰」を売りにやってくる「死神」が来ないとも限りません。港があり海水と海底500メートルくらい掘れる地層があれば幌延と同じく「居座る」計画がなされていると思います。◆「風評被害」という名前の「実害」がいろいろなところで生じています。国(経産省)やその出先機関であるNUMOは自分の家の裏庭でなければ、死の灰を埋めても平気です。このような連中(片岡町長の仲間の町会議員)の甘言に乗せられないように、団結して文献調査に反対しましょう。秋の選挙に「文献調査」に反対する町長を選びましょう!!