[631](投稿)入管に見殺しにされし異国人(びと)

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入管女性死亡「映像全面開示を」 学生らがオンライン集会
08/21 17:52
 名古屋出入国在留管理局に収容中だったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(33)が3月に死亡した問題で、真相究明を求める学生らの団体が21日、オンラインで集会を開いた。参加者らは、入管が10日に公表した調査報告書の内容を批判、第三者による調査や監視カメラ映像の全面開示を求めた。▼ 学生らは、職員の危機意識や医療体制などに問題があったとする報告書を「虚偽やごまかしが多い。入管の人権侵害が引き起した犯罪に等しい」と指摘、「当事者である入管の調査では不十分だ」と強調した。2週間分の映像を約2時間に編集して開示した入管の対応についても「真相を知る権利を妨害している」と問題視した。▼ 遺族代理人の指宿昭一弁護士は「市民が声を上げておかしな入管制度を変えよう」と呼び掛けた。ウィシュマさんの妹ワヨミさん(28)は「映像を全部見せてくれない入管は、本当はもっとひどいことをしていたのではないかと思う。責任から逃げている」と非難した。(北海道新聞デジタルより)

◆◆◆ 上杉見真のコメント:「名古屋出入国在留管理局に収容中だったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(33)が3月に死亡した」と書かれていますが、名古屋出入国在留管理局に「殺害された」といっても良い「死」だと、いくつかの報道から想像されます。その理由は、国・法務大臣たちから①名古屋出入国在留管理局の拘留されてから体重が80㎏くらいから急速に落ちたことの理由の説明がされていないこと。②医師の診察の回数や検査結果の説明がないこと、③点滴をしてほしいと訴えていることに対して、「職員」が(正職か臨時雇用かも明らかでないので「職員」とします)、「鼻から牛乳」とからかうだけで必要な処置を行ったかどうかの説明や報道がないこと。④医師は常雇いの医師なのか、臨時雇用なのか?その医師の診察の結果と説明がないことなど、不明な点が多すぎること、⑤報告書がいわゆる「海苔(のり)弁」といわれる真っ黒のペーパーばかりで、解読不能な事。これは安倍政権から今日まで政府や政府要人に関する「証拠」となるものには、内容が分からなくするためになされること(赤木ファイルも同じく海苔弁です)。これらを挙げても、この事件は、政府にとって国際問題であり、恥であり、暗い闇に葬るつもりの案件だということだと考えられます。学生諸子がこの件に関して、「コロナ禍」なので、「映像全面開示を」という「オンライン集会」を開催したことも当然だと思います。

 報道で、尿検査結果をある医師が診(み)て、ケトン体が出ていたことに対して、糖分が利用できない状態に置かれていて、脂肪を燃焼させるとケトン体という物質が体内で生産されると指摘していました。これは、食事を与えられなかった可能性があり、糖質が不足したため、体内に残っていた脂肪分を分解してエネルギー利用していたことを示すということです。

 医師は検査はしたが、検査結果に対して指示を出さなかったのか?検査はしても診断ができない「臨時雇い」の「ろくでもない医者」だったので、検査結果を見なかった?見てもその検査結果が何を示しているのかが分からず、指示を出さなかったのか?食事が喉(のど)を通らない患者さんに、しかるべき量の栄養のある点滴の指示などを出さなかったのか?出す能力のない医師だったのか?指示が的確に出されたにもかかわらず、意地の悪い「職員」が指示を実行しないようにしたのか?臨時雇いの医師の権限は従うなという上司の命令あるいは指示があったのか?疑えばきりがないほどの疑惑が湧いてきます。

 かつて、犯罪者が多くなって、全国に刑務所の収容人数過多となり、セコムから臨時雇用の「刑務官」が雇用されているという報道がありました。入管局でも、セコムなどから、質の悪い「臨時雇用」の「職員」が雇用されていたという可能性もあります。そのような「臨時雇用の職員たち」が、「いじめ」を継続して、ウィシュマ・サンダマリさんを「死に至らしめた」のではないかという疑問も湧いてきます。

 このような疑惑を晴らさないと、このコロナ禍で、政府の後手後手の感染対策とともに、この日本という国の「出入国在留管理局」の資質(ししつ)が問われます。

 早く事の真相・深層を明らかにすべきです。直すべきはどこなのかを突き止めるべきです。コロナに対してはなかなか手強いにしても、「出入国在留管理局」の資質(ししつ)の向上は、早くできるはずです。医師を含めて正職員・臨時雇用職員の資質の向上も含めて正すべきは正すべきです。決して、真っ黒なペーパーを「誇る」べきではありません。法務大臣の資質も、菅政権・自民党の国会議員の資質も問われているのです。

 私たちも、もっと声をオンラインで上げて行きませんか!!「出入国在留管理局」が「世界の人々」を「餓死」に追いやる自民党などの政治に反対の声を上げて行きましょう!!

注1)「ウィシュマ・サンタマリさん 死亡事件調査報告書に対する英名(SMI移住連)」を参考にしてください アドレス:ウィシュマ・サンダマリさん死亡事件調査報告書に関する声明 (migrants.jp)

注2) ある別の医師にこの殺人事件の医学的見解を聞きました。「経口的に液体(牛乳など)が飲めない場合、無理をすると気管に入って、気管支炎や肺炎などにもなります。経口摂取ができないほど体が弱っているなら、免疫などの抵抗力も弱っていてより気管支肺炎や肺炎などになりやすく、体力がないため、最終的には死亡します。このような場合、強度の衰弱に陥っていると考えられるので、もっと早い時期から点滴治療しながら、同時に入院治療に切り替えるべきでした。その場合でも、点滴をしながら救急搬送を行う必要がありました」、「これをしないで『見殺し』にするというのは、どう見ても『長期にわたるいじめ』から始まり、結果からすると『殺害した』ことになります」とも言っていました。
 またある報道で、弁護士は「少なくとも『過失致死罪』には問われるだろう」と発言していました。
 いずれにしても、決して許せません!!