[673]衆院選に向かってバタバタと解散

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 衆議院が解散され31日には衆院選があります。
 岸田首相は「新しい資本主義」というキャッチフレーズを掲げ、「勇ましく」登場しましたが、ご祝儀人気が色あせないうちにバタバタっと選挙をやりたいというのは誰がみても明らかです。史上最短内閣であり、衆院解散後17日目の選挙もこれまた史上最短です。
 「新しい資本主義」の「新しい」というのはこの「バタバタ」「どさくさ紛れ」のことをいうのかと言いたくもなります。それにしても小生、このキャッチフレーズの内容はなんだったっけ、といつも考えさせられます。どうやら富を再分配し、格差是正につなげるということのようです。そなことは安倍元首相だって言ってましたからちっとも新しくない。
 中国の習近平だって「富の再分配」といいはじめています。「中国共産党」によって統制された国家資本主義は労働者階級の犠牲のうえに「新しい資本主義」を模索しているといえます。(本ブログ〈[640]中国共産党「101年目」は「共同富裕」で資本主義の強化へ〉参照)アメリカのバイデンにしても格差是正と中間層の復活を唱えています。
 要するに世界の資本主義国家の政府は、新型コロナ危機のなかでますます拡大する貧富の格差拡大に資本主義の危機を感じのりきり方を試行錯誤しているのです。
 「新しい資本主義]「成長と分配の好循環」というスローガンには労働者・民衆にたいする形を変えた犠牲の転嫁が準備されていると見るべきでしょう。批判の眼を❗️