[679](投稿)「核ごみ文献調査撤回を」 道内地質学者らが声明

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「核ごみ文献調査撤回を」 道内地質学者らが声明
10/13 17:45
 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定の文献調査が行われている後志管内寿都町神恵内村について、道内の地質学者らの有志グループは13日、両町村の地盤は脆弱(ぜいじゃく)で地層処分には不適地だとして、調査撤回を求める声明を出した。▼ グループは岡村聡道教大名誉教授と北海道自然保護協会の在田一則会長、田中実元道教大教授の3人。▼ 旧道立地下資源調査所の地質図から、両町村の地盤はマグマが水で急激に冷やされ固まった「水冷破砕岩」が多く存在していることが分かっている。声明では「亀裂が生じやすく、割れ目から地下水が入って放射性物質の浸出は避けられない」と指摘。同管内古平町で1996年に起きた豊浜トンネル崩落事故など、同管内では脆弱な地盤が原因の崩落事故が相次いでいる点も挙げた。▼ 3人は同日、道庁で会見し、岡村さんは「寿都、神恵内は処分場としては最悪の候補地」と強調。声明には道内外の研究者ら62人が賛同したとして、「多くの地質学者がこの問題を懸念している」と話した。▼ 声明は同日、道に提出し、寿都町神恵内村にも送る。(山田一輝)(北海道新聞デジタルより)

◆◆◆ 由比小節のコメント
 13日に北海道内の地質学者は、核のごみ処分地としては寿都町並びに神恵内村は全くふさわしくないと声明を出しました。①「旧道立地下資源調査所の地質図から、両町村の地盤はマグマが水で急激に冷やされ固まった『水冷破砕岩』が多く存在していることが分かっている」のです。3人の地質学者の声明では「亀裂が生じやすく、割れ目から地下水が入って放射性物質の浸出は避けられない」と指摘し、「同管内古平町で1996年に起きた豊浜トンネル崩落事故など、同管内では脆弱な地盤が原因の崩落事故が相次いでいる点も挙げ」ているのです。結論として「寿都、神恵内は処分場としては最悪の候補地」②「多くの地質学者がこの問題を懸念している」と話していると記事は結ばれています。 
 しかし、国や電力会社の意向はともかくも核のごみ=高レベル放射性廃棄物死の灰の埋め立て地を作りたい一心です。なぜなら、核のごみ=死の灰で各原発は満杯なので、核のごみの処分地を一つでも作り、それを先例にして、過疎地であり、資金不足になりがちな市町村で「核のごみ=死の灰」を引き受けてくれるところに手を挙げてほしいのです。人の生命より、原発から出る「死の灰」の投棄場所を求めるのに必死なのです。そうしなければ原発を抱えている各電力会社は「金儲けができなくなる」ことを心配しているのです。その電力会社団体が後押しする自民党は、今回の選挙でも「原発死の灰の問題」は、争点にはしないのです。消費税を下げることにも触れません。
 新型コロナ禍の中で職を失ったり低賃金のアルバイトすらなくなって学費が払えないなど…生活に困る人がいまもふえつづけ、政府の給付金は足りません。★ネットの中のデモをして、政府の原発政策の推進を止め、新型コロナにおける労働者の生活難を強いる政策に反対していこうではありませんか!!