[763](寄稿)私の2021年

ペンギンドクターより
その2

 以下は私の個人的な2021年のまとめです。
 日常生活では、一日8000歩のノルマ未達成は3日間だけでした。2020年が6日間でしたから、ちょっと改善しました。
 料理については、週に2回のペースは達成できました。料理の傾向としては、魚料理はシンプルですが、意外に難しいのでタッチしていません。牛肉は少々高価なので女房が嫌いで使用せず、専ら豚肉か鶏肉です。慣れてくると調味料や野菜や肉の量も適当に増減して気楽にやっています。まずまずの味です。女房はいつも褒めてくれます。特に電子レンジ料理の「人参とごぼうのキンピラ」「小松菜の煮びたし」は女房にも依頼される定番となり、週1回は必ず作りました。2022年4月からは水曜日午前中の一般外来を引退するので、週3回の料理日となる予定です。料理番組のNHK梅沢・東野の「満腹めし」、天野君の「うまい!」は欠かさず録画して見ています。
 テレビは毎朝1週間先の番組を予約するのが私の役目です。コロナ関連の特集やNHKの医療関連「ヒューマニエンス」や経済・社会特集「欲望の資本主義シリーズ」、「外国放送の特集」など、テレビ東京日経新聞系列)の「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」「意外なガリバー企業」など、女房と録画をみています。勿論娯楽的な「ポツンと一軒家」「ブラタモリ」「チコちゃんに叱られる」や「小さな旅」「新日本風土記」「よみがえる新日本紀行」などは欠かしません。田中陽希「300名山のトラバース」も流して見ます。他にもシリーズものがありますが、煩雑になるのでこのへんでやめます。
 コロナの蔓延以後いやいやながらの巣ごもり生活ですが、意外にテレビ番組にも面白いのがあると再認識したのは、コロナの副産物と言えます。
 最後になりますが、「読書」「読書記録」です。60歳になって常勤医を辞めて、当初は大学院に行くなどといろいろ企画したのですが、落ち着いたところは、ひと月に10冊の本を読み、その読書記録を作るというノルマを決めました。
 2021年は調べたところ、ちょうど120冊の本を読んでいました。新書や文庫は駅ビルで購入出来て読めましたが、単行本は以前のものを引っ張り出して読みました。コロナがなかったら、分厚い本はそのまま書庫の片隅で眠ったままだったでしょう。意外なコロナの効用でした。またひと月に10冊というのは、高齢者には意外に大変です。それで、冊数を稼ぐために、古い小説も冊数に加えました。これが結構楽しいものでした。斜め読みに近いものもありましたが、50年以上前の若かったころの記憶がよみがえってきて懐かしさとその時代の雰囲気が伝わってきて、悪くない読書です。
 以上、60歳時に私が考えた読書の目標とは内容において多少ずれていますが、何とか74歳までノルマをクリアーしています。当時の平均寿命が男78歳で75歳まで本が読めるとすれば、120冊×15年で1800冊、「つまらない本を読まないようにしよう」としたのですが、現在平均寿命は81歳、3年延長して78歳まで読書と読書記録が続けられることを期待しています。

 では皆様、今年もよろしくお願いします。

上昌広医師の意見は次回紹介します。

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