＜卓上四季＞南の島の大噴火
01/17 05:00
１９３７年の日独合作映画「新しき土」はドイツ留学した婚約者に裏切られた少女の悲恋の物語。両国の同盟強化を図るプロパガンダ色の濃い作品だが、１６歳の原節子のかれんさが話題を呼んだ▼クライマックスは少女が身を投げようとする浅間山の大噴火。ドイツ側の要請で本物を撮影しようとカメラを据え付け、映写技師が何カ月も待機したそうだ。「有為の男子に対する大侮辱」「面目まるつぶれ」と記した坂口安吾の憤まんももっともだろう▼なにより噴火による火砕流や噴石の恐れもある。とりわけ危ないのは、噴火による空気の急激な圧力変化が衝撃波となる空振だ。実際５８年の噴火では測候所の窓が破損する被害があった▼南太平洋の島国トンガで海底火山が噴火した。津波被害の情報もあり、現地の状況が気がかりだ。日本でも広範囲で津波警報などが出され、各地で海面上昇が確認された。船舶転覆の被害もあった。空振の影響も考えられるという▼深夜の突然の警報に驚いた方も多かったろう。気象庁は当初被害の心配はないとしていた。同じ太平洋でも変動が少ない国もあり、通常の地震による津波とも異なる可能性がある▼直下型地震の脅威を目の当たりにした阪神淡路大震災はきょうで発生から２７年。津波被害に恐怖した東日本大震災もまもなく１１年となる。自然災害の予測は難しい。改めて備えを点検する機会としたい。２０２２・１・１７
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
一労働者の投稿：
このような海底火山の巨大な爆発が起こる可能性は、古代の全世界の遺跡の発掘や地質学の発展・展開によって示されています。それが現在でも発生することを「南太平洋の島国トンガ」の「海底火山の噴火」でも、示されました。「空振」という現象を初めて耳にしました。これによって漁業・魚の養殖・船の沈没なども起こりました。
2022年1月22日午前1時8分ごろ、大分、宮崎両県で最大震度5強の地震がありました。気象庁によると、震源地は日向灘で、震源の深さは45キロ、地震の規模はマグニチュード（M）6・6とされています。九州での地震も多発しています。九州にある原発や四国にある原発にも影響を及ぼす大地震が起きる可能性は、この地震列島・火山列島、津波列島にはとても高いと思います。神戸の直下型大地震も思い出してください。
また、この噴火とは無関係ですが、福島原発で凍土を作る液体が漏れていることも発見されました。東電は原発とその周辺の監視体制も十分やっていないことが発覚しました。
このような自然災害や原発関連事故で、核のごみ＝高レベル放射性廃棄物の地中への廃棄は決して安全ではないことが示されていると思います。
今稼働している原発の運転中止、廃炉に向けての取り組みなどを進めていかなければならないと思います。核のごみ＝高レベル放射性廃棄物の大量生産はやめるべきだと思います！！
