ウクライナ危機について
ウクライナの国民はプーチンによる武力攻撃をさけるためにポーランド国境を越え避難をしています。平和な日常が生命の危機を感じる非常時へと一夜にして転化させられたのです。プーチンの放った侵略軍はウクライナ軍の散発的な抵抗を受けながら越境し続けています。この蛮行を止める力は今どの権力者にもありません。バイデンも欧州の権力者もプーチンの戦争行為に制裁を語りながらただ呆然として事態の進行を眺めることしかできません。
岸田政権は欧米国家権力と歩調を合わせることに腐心しているだけです。
24日労働組合•連合は「ロシアのウクライナ軍事侵攻に対する談話」(事務局長談話)を出しました。
1.国際法に反する行為を厳しく非難する
2.平和と安定の回復へ国際社会の迅速な対応を
連合本部は反戦の集会とデモを呼びかけるべきだと思います。
私は「国際法に反する」からロシア軍の侵攻に反対するのではなく、プーチンの行為はウクライナへの侵略行為だから反対するのです。プーチンが言うロシア国家の利益のためにウクライナの人が殺され生活が破壊されロシアの兵士が死ぬから反対するのです。アメリカがアフガニスタン侵攻やイラク戦争で国際法を踏みにじっても日本も含め「国際社会」はその戦争に協力したのです。国際法なるものは各国政府がその時々の都合によって戦争することを正当化するために利用したり踏み破ったりするのです。
サッカーの本田圭佑さんはツィッターで、戦争が始まった。人が死ぬ。子供も死ぬ。もう他人事じゃない。日本だっていつまで安全かなんてわからない、今後は中国がどうでるか、と投稿しています。
私もそうだと思います。問われているのは反戦の意志です。
ロシアで反戦デモ
ロシア国内でロシアの独立系放送局「ドシチ」によれば、国内52都市で数千人の反戦デモが起きています。プーチン政権はデモを認めません。非合法のデモで1800人以上が拘束されています。
21年のノーベル平和賞受賞者で独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」の編集長ドミトリー・ムラトフ氏は24日、動画の声明で「(プーチン政権内に)戦争を止める人は誰もいない」と語りながら、核戦争に発展する恐れもあると警鐘を鳴らしました。その上で「ロシア人の反戦運動だけが、この惑星上の命を守ることができる」と話し、政権に異を唱えるよう呼び掛けました。
ロシア軍にも犠牲者が出たことが伝えられる中、人権団体「ロシア兵士の母の会」は、徴兵された若者が、より長期間勤務する契約軍人になるよう強いられ「ウクライナ国境に送られている」と声を上げています。。
ベラルーシでも
ロシア軍が侵攻ルートに利用した隣国ベラルーシにも波紋が広がっています。ベラルーシ国民は、言語が似ているウクライナへの親近感が強いといわれています。ノーベル平和賞候補に挙がる反政権派スベトラーナ・チハノフスカヤ氏は「(ルカシェンコ)政権はわが国を侵略国に変えた」と述べ、憤りをあらわにしています。
(以上jiji.comほか参照)
プーチンの背後に中国の助け
25日プーチンはキエフに軍事侵攻する一方で、ウクライナのゼレンスキー政権に「非軍事化」と「中立化」を求め交渉を要求しています。プーチンの思惑通りに進んでいます。。
プーチンのウクライナ侵攻は欧米日各国政府からの経済制裁を予想した上で実行されました。プーチンは侵略の背後で中国との経済的関係を強化してのりきる段取りを進めているのです。中国はロシアへの制裁に反対しています。早速中国はロシアからの小麦の輸入を拡大すると発表しました。
元スターリン主義的「社会主義」国家であったロシアと中国は、今や国家が統制する資本主義社会へと変わりました。転向した二つの国家資本主義の国は旧来からの帝国主義国家との間で新冷戦状態を色濃くしています。
国際的反戦闘争を‼️