[850](投稿)戦場の現実

f:id:new-corona-kiki:20220408184800j:plain
<卓上四季>戦場の現実
04/06 05:00
「官軍」と呼ばれた明治政府軍と西郷隆盛率いる「賊軍」が戦った西南戦争で、実際の戦場に赴き記事を書き続けた記者がいた。後に衆院議員に転じ首相となる犬養毅である▼従軍取材が認められていない時代のことだ。慶応義塾を休学し「郵便報知」記者として熊本入りした犬養は県の臨時職員の肩書で戦場に出入り。西郷の戦死まで半年にわたり、自らが見聞きした戦場の現実を独自の視点で伝えた▼大半の記者は軍の臨時職員として司令部に出入りした。便宜を図ってもらうから自然と軍の意向に沿うようになる。犬養の記事が支持されたのは軍の発表記事があふれていたことと無縁ではなかろう▼軍隊が報道の管理に腐心するのは世論の動向を大きく左右するからにほかならない。自軍に有利に敵方に不利となるよう誘導するため、宣伝工作もいとわないことは歴史が証明している▼ロシア軍が撤兵したウクライナの首都近郊でおびただしい犠牲が出ていると報道されている。ロシア側は否定しているが、ロシア軍による虐殺であることは疑いようがない▼責任追及と断罪には国際機関や非政府組織による徹底した調査が欠かせない。そこで報道の果たす役割も大きいだろう。残念ながらロシア国内では言論統制が強まり、権力に不都合な報道は困難となっている。戦場の実態を伝える上で独立した取材と報道が重要なことは今も変わるまい。2022・4・6(北海道新聞より)


★投稿: 犬養毅が殺害されるという事件は、1929年(昭和4年)の世界恐慌によって生じた世界恐慌に端を発し、庶民の多くが失業し、農村も貧困にあえぎ、貧富の格差もさらに大きくなり社会不安に満ち溢れたことが背景にあるとされています。

 現在進行形のロシアのヒットラーであるプーチンが行っているウクライナへの侵攻も背景にはロシアの貧富の格差に起因して、プーチンはロシア国民の目をウクライナ侵攻に向かわせ、足元の貧富の差に不満を抱く市民・農民の目を外に向けるという意図もあるのではないかと想像します。

 しかし、「軍事訓練」として徴兵された若年の兵士は「本当の戦争」だとは知らなかったと故郷の母親にメールをした報道がTVで流れていました。

 プーチンは早々にウクライナを手中に収めることができると高を括っていましたが、2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻は現時点でも(2022年4月6日)収まるどころかプーチンは、化学兵器や細菌兵器を使うのではないかとか、核爆弾を使う可能性もあるのではないかとか様々な推測と可能性が報道では流れています。また、プーチン甲状腺がんを患っているという説もあります。

 ウクライナのある地域の人々は大人も子供も皆殺し(ジェノサイド)や性的暴行を受けているという凄惨な事件があったと報じられています。食料の強奪などがウクライナのいろいろな地域で多数生じているとも言われています。 

 ロシアではプーチン政権に不都合な真実は報道されていないようです。戦争の真実が伝えられていないということもあって、プーチンの支持率は戦争を仕掛ける前よりも上がっていると言われています。

 全世界の労働者・私たち労働者は一致団結して、プーチン頭目にした富裕層や軍の上層部やKGBなどに対して、戦争の即時停止を求める声を上げて行きましょう!!