[872]メデイアの報道とウクライナの対応に違和感


読者より
新聞に次のような投稿がのっていました。一部を引用させてもらいます。

ウクライナの対応に残る違和感」
 「···キーウ(キエフ)近郊の虐殺。犠牲者がすべて民間人と言われると不自然に思える。ロシア軍の車両らしき残骸もあり、ウクライナ兵やロシア兵の遺体もあろう。ロシア人を攻撃した民間人もいるかもしれない。
 悲劇の責任は、戦争を始めたロシアにある。ロシア側の発信よりウクライナ側の発信を信じたい。それでもウクライナ側に忠告すべきことは忠告し、少しでも犠牲者を減らし、一刻も早い終息につなげたい。」

 こういう意見は公式メデイアでみることはないです。言えば白い目でみられるでしょう。しかし、私は勇気を出して言うべき意見だと思います。
 戦争は一刻も早く終わらせなければなりません。そのために、侵攻しているロシア、そしてウクライナ側の政府に停戦の要求をすることが必要です。
 キエフ近郊の惨状の報道は戦争を終わらせるというよりはロシア軍の残虐さのみを伝え、情報を受けとる人にロシアへの反発を煽るものになっていると思います。「ロシアをやっつけろ」という「世論」を土壌として、兵器をよこせというゼレンスキー政権にアメリカをはじめとする西側諸国家が応える動きが加速されています。日本政府も世論操作していると思います。ドローンを供与しても世論は平気になっています。
 今や「中立」の立場で冷静に事態を見ることがロシアの立場に立つものであるかのような雰囲気が醸成されています。これではますます戦争は泥沼化します。
 私は戦争を止める力は、ロシアとウクライナの労働者民衆が自国政府に戦争を止めさせる闘いにあると思います。私は日本政府に戦争加担を止めさせるよう労働組合のなかで声をあげていますが、昔のベトナム反戦闘争の時のような闘いの広がりはなかなかできません。労働運動が産業報国会のようなものに変質してしまったからです。
 大変ですが一歩一歩進むしかないです。
          
          労働組合