[878]米、ゼレンスキー政権に4兆3000億円の追加援助か


ウクライナ戦争が続いています。
5月2日日経新聞の見出しを引用します。。

〈米欧、「東部制圧」阻止ヘ支援、米大幅増額の構え〉

 ロシア軍が侵攻した2月24日以来アメリカは累計37億ドルの軍事支援をおこなって来ました。さらに増額するようです。
 4月30日キエフ入りしたペロシ米下院議長は「米国がウクライナを支持するという紛れもないメッセージを世界に発信するためにキーウ(キエフ)を訪れた」と強調しました。
 ペロシは29日に330億ドル(約4兆3000億円)の追加支援の承認提案を表明しています。
 
 アメリカの戦争加担によってウクライナの兵士労働者民衆とロシア兵士の犠牲は確実に大きくなります。アメリカはプーチンの侵略を奇貨としてロシア封じ込めに戦争を利用しているのです。アメリカの軍事産業は生産が間に合わないほど武器弾薬が売れています。プーチンが東の悪ならアメリカは西の悪です。ウクライナを挟んだ東西の対立が熱核戦争の転化する可能性が高まっています。
 
この機を利用する日本政府
 
 日本政府はロシアとの対決姿勢を強めています。日米軍事同盟に基づいた共同作戦の一端を、敵の指揮統制機能を破壊できる「反撃能力」を備えた自衛隊によって担う道に踏み出そうとしています。
 政府は「専守防衛」の自衛隊という建前から「敵基地攻撃」だけでなく指揮統制を司る「敵中枢」を攻撃できる自衛隊につくりかえようとしているのです。政府にとってその足かせとなっている憲法を変えるために憲法論議の速度を上げています。
 新型コロナ危機の中で私たちは歴史の岐路に立っています。