[912](投稿)「家計が値上げを受け入れている」


「市民の生活知らぬから言える」 黒田総裁発言に怒る道民、業者も苦境
06/08 23:51
 日銀の黒田東彦総裁が「家計が値上げを受け入れている」と発言したことが、道内でも波紋を広げた。黒田氏は8日に発言を撤回したものの、食品や日用品の値上げにあえぐ消費者は不快感をあらわにした。政府が7日に決定した経済財政運営の指針「骨太方針」でも、投資の促進や防衛力の強化が明記された一方、家計への配慮は乏しい。価格上昇による客離れを懸念する事業者は「値上げを素直に受け入れる国民がいるわけがない」と憤った。■ 「一般市民の生活を知らないから言える発言だ。外食を控えるなど節約しているのに腹が立つ」。札幌市南区の主婦中原由美子さん(61)は、黒田氏の発言に対して語った。サラダ油やしょうゆなど日々使う食品の値上がりで「まとめ買いした時は、支払額が以前より2千円以上高くなることもある」。政府は骨太方針では家計に株など金融商品への投資を促す「資産所得倍増プラン」を掲げたが、中原さんは「投資に回す余裕なんてない」と漏らす。■ 道の消費生活モニター価格動向調査によると、5月のサラダ油(千グラム程度)の道内平均価格は412円で、前年同月から37・3%も上昇した。食パン(6枚切り)は11・2%高い179円、タマネギ(100グラム)は2・2倍の51・8円で、値上がりが止まらない。経済産業省が8日発表した6日時点のレギュラーガソリンの道内平均小売価格は、1リットル当たり168円80銭。昨年10月中旬以降、160円以上と高止まりが続く。■ 物価高は事業者にも大きな打撃だ。札幌で2店を展開するサンドイッチ店「サンドリア」は、1日約1200斤の食パンを使う。仕入れているパンは昨年末に続き、今年7月にも再び値上がりする予定で、今年のパン代は前年より700万円以上増える見通し。これまで価格は据えおき、製造工程を見直すなどのコストカットを図ってきたが、材料費高騰による負担増は吸収できず、値上げを検討中だ。津田哲平社長(39)は「値上げしたくないが、もう選択肢が限られる。物価が上がり、消費者だけでなく事業者も厳しい」と話す。■ 札幌市白石区のコーヒー豆卸販売「ティーエーコーポレーション」は産地の天候不順に加え、物流費の高騰や円安の影響でコーヒーの仕入れ価格が従来の2倍になった。秋元隆社長は「生活必需品の価格上昇が続けば、嗜好(しこう)品はなかなか買ってもらえなくなる。値上げすれば、お客が離れてしまう」と苦慮する。■ 同市豊平区でクリーニング店を営む橋本喬史さん(75)は「給料は増えず、年金は下がり、物価は上がるという三重苦を納得している国民がどこにいるのか。黒田氏は、あまりにも無神経だ」。店の洗濯機やボイラーの灯油代は、前年同期より1リットル当たり30円以上値上がりした。石油が原料のプラスチックハンガーの価格も4月に2割上がった。一方で、コロナ禍で在宅勤務が増えたことによって主力のワイシャツの注文が減り、苦しい状況が続く。■ 政府は参院選後に物価高に対応した経済対策を打ち出す方針だが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、政府・与党内では防衛費増額を巡る議論も本格化している。橋本さんは「国防は大事だが、あまりにも庶民の生活が置き去りにされている。日銀や政府は、中小企業や生活者に目を向けてほしい」と訴えた。(金子文太郎、三島今日子)(北海道新聞デジタルより引用)

★★★財布空価格高騰の投稿:
アベノミクスを担って安倍と共に推進し続ける黒田東彦日銀総裁は、安倍の「トリクルダウン」という空疎な「言辞」を未(いま)だに後生大事に守旧し、ついには「『家計が値上げを受け入れている』と発言し」て、全国の多くの低賃金の労働者を怒らせました。■富裕層はいざ知らず、貧困にあえぐ日々の家計を考えて、少しでも安く見える食料品を選び、電力やガソリンやガスを節約する工夫を迫られています。■岸田政権は安倍の下にあって、大企業からの税金を安いままに止(とど)め、痩せた財布からの出費増をそのままにし、消費税引き下げも考えていません。不要な公共工事はそのままにして、リニア新幹線などの不要不急な「公共工事」を推進し、赤字国債をますます増やして後代の人々に重い税を課すことになることも厭(いと)わない姿勢を示しています。■また、年金問題に関しても、支出する年金額を減らしました。(怒) 

●●●すべての労働者諸君、未来の労働者になる学生諸君は岸田とその背後霊である安倍や富裕層に対して、「円安」や「物価高騰」を横目に見ながら平気な現政権に対して、怒りの声を上げ抗議するネット・デモを行おうではありませんか!!