[914](投稿)核のごみ、神恵内で専門家招き初シンポ


核のごみ、地層処分の課題議論 神恵内で専門家招き初シンポ
05/30 12:43 更新
 【神恵内】原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が続く後志管内神恵内村で29日、地層処分をテーマにしたシンポジウムが初めて開かれた。専門家2人が、廃棄物を地下深くに閉じ込める地層処分事業の課題や利点について意見を交わし、来場した村民74人が耳を傾けた。 処分事業を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)が村内で開く「対話の場」の一環。NPO法人原子力資料情報室(東京)の伴英幸共同代表と、名古屋大博物館館長で同大教授の吉田英一さん(応用地質学)が登壇した。 伴さんは事業に慎重な立場から、将来的に処分の対象に使用済み核燃料などが含まれる可能性を指摘。「(現在の使用済み核燃料の)貯蔵を継続しながら処分方法の研究を進め、その間に国民の理解と協力を得ていくべきだ」とした。 吉田さんは「地下は繭のように地上や地下からの影響があっても緩衝する働きがある」と地層処分の利点を挙げ、「ちょうど良い深さでバリアーとして働かせるため、地域の断層帯などを調べる必要がある」と述べた。 高橋昌幸村長は最後のあいさつで「少し勉強したつもりだったが、分からないこと、初めて聞いたことがたくさんあり、これからさらに勉強したい」と述べた。(前野貴大)(北海道新聞デジタルより引用)

★★★投稿 一労働者:
 「高レベル放射性廃棄物(核のごみ)」の最終処分場選定に向けた「文献調査」が続く後志管内神恵内村で、「処分事業を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)が村内で開く『対話の場』」を開催しました。 
 この「原子力発電環境整備機構(NUMO)」が開催する「対話の場」は、国策の「核のごみ=高レベル放射性廃棄物」を「いかに住民を騙(だま)して地層処分するか」ということが目的です。既に調査の前から結論ありきの儀式でしかないことは明白です。■これまで北海道新聞において、幾度も北海道大学等の地層研究に詳しい研究者・専門家などに神恵内村(かもえないむら)や寿都町(すっつちょう)の地層は核のごみ捨て場に適した地層でしょうか?と尋ねて、投稿をしてもらっています。そのなかの政府系以外の諸研究者は地層の軟弱性を指摘し、高レベル放射性物質=核のごみの廃棄には疑問符を投げかけ、あるいは核のごみの廃棄には否定的意見を述べていました。■この上にあげた報道では、「原子力発電環境整備機構(NUMO)」はこの先に何があろうとも地層を掘り返し、安全宣言をして、核のごみを地層処分するという結論が透けて見えます。政府系の研究機構が行っている北海道の幌延(ほろのべ)の核のごみの処分地を探す地層研究では、地層処分には不適であるにもかかわらず、地層研究の期限が来ても再延長、再々延長してでも継続するという悪辣な前例があります。幌延町の地層は掘っていくと水が滴り落ちてくるような軟弱な地層にもかかわらず、政府とともに「研究機関」は、後には引かないで居座り続けています。■寿都町の町長は「文献調査だけで引き返すこともある」かのように言っていますが、政府やそれと連携している「原子力発電環境整備機構(NUMO)」が、おいそれと引き下がることが無いことは幌延町の例を見ると明らかです。金目当ての金権政治が寒村に持ち込まれ、これまでは金に騙されて原発を招致してきたところが多いわけです。原発も出来上がれば、後は原発の運転をする技師とメインテナンスをする人が残るだけで、町や村は地層処分に要する労働者などで一時に賑わいを呈するかもしれませんが、残念ながら、その後はほとんど「誰もいなくなった」という事態になると予想されます。■寿都町長は反対派が騒ぐから「風評被害」が生じていると責任転嫁していますが、福島第一原発事故の悲惨さを毎日のように見ている人たちは、寿都町の特産物である海産物などなどを好んで選ぶでしょうか?今からでも遅くないと思います。反対運動に力を入れて、次の段階に行かないようにした方が良いと思います。■ロシアの独裁者プーチンウクライナ侵攻を始めて以来、ミサイルが病院や学校や寺院や住宅などを無差別に攻撃することを目の当たりにしていると思います。チェルノブイリ原発はロシア兵の侵攻で、危うくまたまた原発事故の大惨事となるところでした 💀 

 ●●● この教訓を学んで、核のごみ=高レベル放射性廃棄物地層処分に反対していきましょう!!