[935]「ロシアによる究極のいじわる」⁉️


今朝の新聞は戦時下の報道です。   
 ロシアはサハリン2を「接収」し、日本へのLNGの供給を止めようとしています。これでもうけていた日本の商社だけではなく、日本の政府・資本家階級へのダメージは大きいです。あるエネルギー関連企業の幹部は「ロシア側は日本の状況がわかっているはず。これはロシアによる究極のいじわるだ」と話しているそうです。資本家、経営者はさらに物価を値上げし犠牲を労働者に背負わさせるでしょう。
 岸田政権はこうなるのを承知でプーチン政権に「制裁」を課し、NATO会議に出かけていってロシア包囲の戦列に加わったのです。戦争状態は一切の後戻りを不可能とします。危ないけど、・・・しかない、という状況に縛られてしまうのです。
 国連安保理の7月の議長国であるブラジルのコスタ国連大使は、ウクライナ問題に関して食料危機への対応に重点をおくと表明しました。「責任を追求するのは有益ではない。議論の場に着くのが唯一の解決策だ」とも言い、米欧と対応は異なります。しかしバイデンはウクライナに8億2千万ドル(1100億円)の追加軍事援助を発表しており、さらに中間選挙を控えプーチンとの戦いの間を詰めていくでしょう。
 日本では発電エネルギーが飢渇し電気料金はさらに値上げされるでしょう。政府は電力不足キャンペーンをもからめて原発を稼働させる方向に世論を誘導しています。
 労働運動をはじめ反対運動が目覚めなければどうにもなりません。
 がんばりましょう‼️