[938](投稿)野党の話聞かない


山際氏発言、火消し急ぐ 「野党の話聞かない」、緩み警戒 岸田政権
【22参院選時事通信 7/5(火)7:09配信

 山際大志郎経済再生担当相が参院選遊説で「野党の話は聞かない」と発言したことを受け、岸田政権は4日、松野博一官房長官が山際氏本人に注意するなど火消しを急いだ。■ 参院選で優勢が伝えられている自民党は「緩み」を警戒し、引き締めを図る方針。野党は反発を強め、立憲民主党泉健太代表は「とんでもない発言だ」と批判した。■「聞く力」を掲げる岸田内閣で、山際氏は政権肝煎りの「新しい資本主義」や新型コロナウイルス対策を担当する。青森県八戸市で3日に自民党候補の応援演説をした際、「野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞かない。生活を本当に良くしようと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」などと述べた。■木原誠二官房副長官は4日の記者会見で、山際氏の発言について「岸田政権の考え方か」と問われ、「政府は国民の声を丁寧に聞き、国民の生活をしっかり守っていくことを基本としている。与野党問わず耳を傾け、野党を無視するようなことはしない」と釈明。松野氏が朝の時点で山際氏に「誤解を招くことがないよう発言に慎重を期してほしい」と注意したと明かした。■選挙期間中の閣僚や党幹部の「失言」は有権者の動向に影響を与えかねない。自民党の閣僚経験者は「つまらない材料を与えた。気を引き締めていかねばならない」と懸念を示した。■自民党は4日夜、岸田文雄首相(党総裁)ら幹部が党本部に集まって終盤情勢を分析。10日の投開票まで緊張感を持って臨む方針を確認したとみられる。麻生太郎副総裁は4日の千葉県市川市での演説で、「参院選は次の衆院選を占う上で非常に大きな要素だ。来年は統一地方選もある」と強調した。■泉氏は東京・JR新宿駅前での演説で山際氏発言を取り上げ、「国民の代表として全くふさわしくない。政権、閣僚は耳の痛い話であっても聞く、野党の政策であっても良いものは聞くのが当たり前ではないか」と指摘。日本維新の会松井一郎代表も大阪市内で記者団に「ついつい本音が出たという感じだ」と語った。 ◇山際担当相発言の要旨 山際大志郎経済再生担当相が青森県八戸市で3日に街頭演説した際の発言要旨は次の通り。■地域でしっかり地元の皆さま方と対話ができる政治家が必要だ。当選させていただいたら○○さん(自民党候補の名)の言葉、きちんと声を吸い上げ、政策につなげていく。野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞きませんよ。だから皆さんの生活を本当に良くしようと思うなら、やはり自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない。この重要性が問われているのが今回の参院選だ。(yahooニュースより)

※※※ 瀬戸際(せとぎわ)心臓の異見:
 山極大志朗経済再生相は参院選の遊説で「野党の話は聞かない」と言ったため、岸田首相らは火消しに追われたという笑えない漫画があり、自民党に追随する多数の野党からもブーイングが出ました。▼自民党の大臣なので、日ごろの本音が出やすいのでしょうね。過半数を優に占めている自民党ならではの言動を発する大臣を務める山極=瀬戸際大臣。▼参議院選過半数を取って、憲法を改悪し、武力攻撃もできる国にしたい自民党としてはこのような人物でさえ、選挙の当選回数(とりわけ衆議院選挙の当選回数)で、大臣になれるかどうかを決める方式の欠陥が毎度現れます。時には、人寄せパンダとして、有名人やその親類や地盤・看板などで議員候補になれるかどうか?選挙に勝てるタマかどうかが決まります。脳力だけでは決まらないということです。なので、このような言動を発する人物でも「大臣」と呼ばれ、いい気になるわけですね。▼実際、議員数を上げるために連携しなければいけない「ところ・とき」だけしか、自民党は野党と選挙協定を結びません。

▼今大事なのは、物価高騰のなか、消費税を下げてもらいたいということや円安で海外から購入する石油や天然ガスやガソリンや食料品などの価格が上がって、日々の食べるものまで何とか節約しなければと必死にならざるを得ない人たちがいるということ、肥料代や輸送費などで苦しんでいる生産者や媒介業者等々の日々の暮らしを考えることです。また、貯金をしてもしなくてもお金の値打ちが下がるという超低金利政策を政府と日銀はなぜ継続するのかも考えなければなりません。▼また、全く収入が上がらない中で、長時間労働や重労働を強いられている人たちや、そもそも仕事につけない人が大勢いるという現実を正視して、考えてみることです。▼これは私たち労働者の根本課題でもあります。なぜ、私たちの給料が上がらないのか?なぜ、消費税に苦しめられるのか?なぜ、年金額が下げられたのか?なぜ、医療費の減額の年齢が引き上げられたのか?…なぜ、なぜ…と問いを発することから始めませんか!!それが私たち労働者の根本的で必要な「内省」ではないかと思います!!