[951](投稿)電気周波数


読者より
 西と東で電気のサイクルが違うという日本の現状についてちょっと調べました。

BSの「1930」という午後7時半の番組では、「周波数を統一できる」と言い切ったゲストがいました。しかし、現在のところ、電気の周波数に関して、検索すると下記のような「統一はできない」を前提にした意見が大多数の意見としてネットでは出てきます。

●現在、電力会社が異なると周波数は異なります。「交流としての周波数(プラスとマイナスが入れ替わる周期)が違います。東日本は50Hz、西日本が60Hz」です。

●「日本に初めて家庭用電気が導入された時、東と西で違う国の発電機を導入したので、初っ端から東西で違う周波数のままスタート。その後全国へ送電網が敷かれ広がるにつれて、統一されることなく今日に至ってい」るということです。

■■■以下のような意見がほとんどを占めています。ネットの上位を占めている意見を検索しただけなので、完全にどのように統一するのかは今のところ検索はできていません。「1930」でも「できる」と言ったきりで、その根拠は発言者は言っていませんでした。政府や電力会社の逆鱗に触れることなのかどうかも分かりませんが、「費用と年月がかなりかかる」という意見はネットで見つかりました。
これは「普通」で、特記するほどではないかなと思いました。

 以下、ネットからの抜粋です。結局、現状のまま過ぎていく意見が多く、時間とカネが必要だということで、済ませているのが現状です。  
 しかし、10年前からコツコツやっていれば電力供給網は統一されていて、大金は必要ですが「余剰電力」を供給することはできたのではないかと思います。
 しかし、巨大な装置産業である電力各会社は乗り気にはならないでしょう。北海道の自然エネルギーをもっと増やして東京都に送るという声のほうが高いようです。しかし、寿都(すっつ)町の漁師さんは風力発電施設で、漁船の航行が妨げられているという意見を持っている人もいました。太陽光パネルを敷く土地の樹木が伐採されるとか、パネルによって下草に太陽光が当たらないので、炭酸ガスの吸収ができなくなり、結局のところ「温暖化」は防げないばかりか、逆に助長するのではないかと危惧します。大都市をコンクリートアスファルトで埋めていくとそれらが蓄熱して、夜間には放熱し、熱帯夜・温暖化がますます進行する現象を生み出しているのではないかと思います。
 高層ビル、高速道路、(静岡県が反対している高速鉄道も自然破壊を進めています)なども蓄熱機器であり温暖化の役割をしています。
 炭酸ガスは植物や海藻類などに吸収されることが一番です。食料になり、日陰を作り温暖化を防ぐ効果が高いと思います。
 その昔は、庭の樹木が日差しを遮り、家の中を風が吹き抜けて、扇風機がなくても涼しかったことを思い出します。密閉された現代のプレハブのような住宅は冬の寒さは防ぐと思いますが、温熱・温暖化には良くないのではないかと思います。
●統一することは不可能ではありませんが、どちらかに寄せるとすると、変更する側は発電、変電、送電設備、入力周波数が固定されている電気機器の全てを入れ替えなくてはなりませんから、期間や費用を考えると現実的ではありません。

●それよりも、電気機器の側でどちらの周波数でも使えるようにしたり、電力供給側で周波数を変換して融通し合う方が、影響の範囲が小さくて済みます。

●供給周波数が混在している国で、周波数変換施設を置いて国内連携をしている国は世界で日本だけだそうです。何も考えずにコンセントへ挿せばとりあえず使えるのですから、今のままでも良いのではないでしょうか。

日本経済新聞によれば、東西の電気周波数、統一には10兆円と 経産省試算