[1016]プーチンとバイデン

 

 20日ルガンスク人民共和国ドネツク民共和国の「親ロシア派政府」が両国の「ロシアへの編入」を求める住民投票を23日〜27日に実施すると発表しました。

 そして21日、プーチン大統領はこの動きを支持すると発表するとともに、予備兵30万人を動員することをも明らかにしました。プーチンは「国家の領土の一体性が脅かされれば、我々は国家と国民を防衛するためあらゆる手段を講じる。これはただの脅しではない」と言明しました。さらに欧米からの「核の脅威にさらされている」と言い核兵器の使用をも示唆しました。

 これら動きは、米欧日政府の支援を受けたゼレンスキー政権の軍事的反攻とウクライナ労動者、労働組合のロシアの侵略反対の闘いに圧され窮地に立ったプーチン政権の戦争のエスカレーション宣言です。

 バイデンはプーチンエスカレーションを「深刻に受けとめる」と発表し、さらにゼレンスキー政権の軍事行動を支えることを明らかにしました。

 ロシアのウクライナ侵略戦争の攻防は世界戦争への導火線としての意味をもっています。

ロシア各地で動員令に反対する反戦デモが行なわれ、治安当局に1400人が不当逮捕されました。

 プーチンの予備兵の動員と米欧のウクライナ戦争への加担・参戦はさらに犠牲を拡大することになります。

即時停戦しなければならないと思います。