[1064]中古ミサイル、戦車も輸出•無償供与へ

 政府は、輸出できる武器の範囲を広げようとしています。岸田首相の「聞く耳」は防衛省軍事産業の言うことを聞き入れる耳のようです。憲法9条は実質的に空洞化させられています。

 以下、11月6日の日経新聞です。

 政府は自衛隊が持つ中古の防衛装備品の輸出条件を緩和する検討に入った。いまは海外への提供を禁じる戦車やミサイルを対象に加える案がある。アジアの国への無償提供も視野に入れる。中国の軍事力の拡大を踏まえて防衛当局間の協力強化につなげる。

 年末に改定する国家安全保障戦略で防衛装備品の海外移転の緩和方針を明記する。現行の「防衛装備移転三原則」の指針や自衛隊法の改正が必要になる。2023年中の実現をめざす。...

 

 政府はウクライナに武器援助して軍事大国の仲間入りしたいということと、古くなった武器を供与して一掃してしまいたいというのが本音なのでしょう。兵器産業は新しい兵器をつくって売って、買った国は殺戮と破壊に使う。後は野となれ山となれとうわけです。

 岸田首相は安倍元首相を超えるタカ派です。