[1089](寄稿)医療あれこれ(その71)ーはや師走

ペンギンドクターより

その1

 はや師走12月に突入しました。いかがお暮しでしょうか。
 Iさんに火山およびその周辺の具体的な事項を教えてもらい、NHKの火山関係の番組を見る眼が変化したように思います。ブラタモリでも以前「桜島」が特集されていて、大変興味深く拝聴したことを思い出します。
 日本サッカー代表が、ドイツに加えてスペインまで撃破して、決勝リーグに進出したのは喜ばしいことです。監督も選手も言っていたようですが、「勝てば称賛されるけれど、負ければ批判されるのは当然だと思う」というのは、さすがワールドカップに出場した監督・選手だと感心しました。コスタリカに敗北したあとのコメントでした。一般人はそれでいいけれど、「専門家」であるサッカー経験者・評論家たちが手の平を返したようにコメントするのはちょっと見苦しいように思いました。
 もう12年ほど前だったでしょうか、ワールドカップドイツ大会だったか、たまたま私たち夫婦が下の娘のいたイギリス・グラスゴーを訪問した時に、日本が出場していた試合をテレビで見ました。その時、解説者が具体的に試合の経過を細かく分析していて、言葉はわからなくても「なるほど、さすがサッカー先進国だ」と感心したことを覚えています。
 もう45年近くほど前ですが、西ドイツにいた時二回サッカー場で実際の試合を観戦しました。西ドイツのサッカー熱は日本の比ではなく10万人の都市に二つもクラブがあって、ほとんど国民全体がサッカーファンだと感じました。日本人選手「奥寺」が活躍していて、彼の評判は上々でした。

 もうつき合いは絶えてしまいましたが、一緒に観戦したドイツ人の友人(当時彼は医学生でした)は、今回のドイツの敗戦を悔しがっているでしょう。彼はその後医師になり別の町に住んでいましたが、結婚式の案内をよこしたので、親のいるケルンの自宅に電話したら父親が出て、「本人には結婚式に不参加としておき、教会で突如貴方が現われることにするので、まずはケルンの我が家に来てくれ」とハプニングの画策をしたことも思い出します。時差ぼけでしたが楽しい結婚式でした。・・・・・・。

つづく