[280](投稿)菅曰く「嫌われるのが仕事」

f:id:new-corona-kiki:20201205071016j:plain
抜てきと排除、危うい菅流人事 情より能力主義 異論に耳傾けず
12/02 05:00

 菅義偉首相は「公務員は国民に選ばれた政治家に協力すべきだ」という信念のもと人事を行ってきた。総務相時代から有能だと見込んだ官僚はノンキャリアでも抜てきする一方、自身の考えに異を唱える官僚を更迭。日本学術会議の会員候補6人の任命を拒んだ背景には、政府法案に反対していたことが挙げられている。専門家は「異論に耳を傾けて理解を得る努力が必要」と訴える。

 「日本学術会議の任命拒否は、政権に貢献する人間だけを任命する独裁者のやり方だ」。哲学者の岸見一郎さん(64)は批判する。「国を愛していても現政権のやっていることに異を唱えることはあり得る。自分たちの政策が正しいと思うなら、きちんと説明すればいい」と指摘する。

 首相はイタリア・ルネサンス期の政治思想家マキャベリの著書「君主論」にある「(部下から)愛されるよりも恐れられるほうがはるかに安全だ」との言葉を好んで使う。経済誌の人生相談には「情は入れない」「嫌われるのが仕事」と述べている。

 岸見さんは哲学者アドラーの思想を紹介したベストセラー「嫌われる勇気」を著した。人間関係に悩む人々に自己変革を呼びかける内容だが、岸見さんはこの言葉が権力者の自己正当化に使われていると嘆く。「権力者が嫌われても言うべきことを言うという発想は独裁につながる。立場の強いリーダーは嫌われないように心がけるべきだ」

■受け入れにも問題

 岸見さんはこうした強権的な手法を受け入れる側にも問題があるとする。「昇進をちらつかせれば出世を第一とする部下は不本意でも従う」ため、権力者にとって出世主義者ほど御しやすいものはないという。官邸や霞が関には「物言えば唇寒し」の空気が漂うが、岸見さんは「一人が持っている力は大きい。声を上げれば支持する人は出てくる。まずは自分が変わることが大事」と訴える。

 一方、歴史家の加来(かく)耕三さん(62)は首相と戦国時代に終止符を打った豊臣秀吉を重ね合わせる。ともにたたき上げであるだけでなく、能力主義の人事が共通するという。秀吉は石田三成加藤清正ら子飼いを抜てきし、政権の基礎をつくった。首相も公約を実現するため、田村憲久厚生労働相河野太郎行革担当相らを「一本釣り」で抜てき。週刊誌で出張などの公私混同を批判された和泉洋人首相補佐官を続投させた。「党内基盤の弱い首相は政権運営に失敗すれば次はない。成果を出すために学術会議の問題などで立ち止まることはない」とみる。

イエスマンばかり

 ただ、意に沿った官僚を起用したため、周囲には「イエスマンばかり」(自民党ベテラン)との声もある。新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた観光支援事業「Go To トラベル」を巡っても首相が継続に固執したため、見直しの判断が遅れた。加来さんは「秀吉の晩年の朝鮮出兵のように暴走を起こす可能性があり、注意が必要」と話す。

以上は北海道新聞デジタル版から引用しました。



※※※ 与謝野晶児のコメント

 菅は「嫌われるのが仕事」という「イタリア・ルネサンス期の政治思想家マキャベリの著書「君主論」にある『(部下から)愛されるよりも恐れられるほうがはるかに安全だ』との言葉を好んで使う。経済誌の人生相談には『情は入れない』『嫌われるのが仕事』と述べている」という「信条」の持ち主で、とりあえず「首相」の座についたからには、「経済を回す仕事」を優先させている。コロナ対策は二の次で、もしかすると「自分はコロナには感染しない」と思っているのかもしれない。

 「Go To」事業優先させ、今日の「医療逼迫(ひっぱく)」と「医療崩壊」には目を閉じて、「Go To」事業を優先させ、「50年の炭酸ガス」問題では、「原発稼働を前提にしている」。すべて、経済界の重鎮・政界の重鎮に気に入られるようにしているだけですが。

 「首切りの菅」と異名を取るのが好みなのだろう。「チャンバラ映画・やくざ映画」それとも「ゴッド・ファーザー」の視すぎだろうか。

 強気に見えるけれど、TVの前ではぎこちない喋りで、「控えさせていただきます」を連発するのが仕事のようだ。同じ穴の狢(むじな)のサクラのアベを庇(かば)うことで、自己保身もできると思っているのだろう。

 ドラマの「半沢直樹」のような人物は、菅の元には誰一人としていないということですね。



  医療崩壊を目前にして

 12月1日、東京都知事が菅と会談し、病の在る高齢者の「Go To」の自粛を申しいれた。これは、菅も同意しないわけにいかなかった。日本医師会長も会談し、医療崩壊を食い止めることを主張した。

 アクセルばかり踏んでいては、菅もさすがに「国全体」が持たないと思ったのでしょう。少しばかり「高齢者の自粛要請」に応じました。オリンピックもやりたいと、東京都も国も希求していると思われますが、今のコロナの感染状況がどうなるのかは、放置すれば、西村大臣のように「神のみぞ知る」としか言えないことになると思います。



読者の皆様、労働者の皆様、学生の皆様はどのようにお考えになりますでしょうか?

[279](投稿)六ヶ所村、補助金で生活は良くなった。福島もそうだったが······

f:id:new-corona-kiki:20201204144541j:plain
内核ごみ調査 
六ケ所村民「歓迎」 初搬入から25年
11/28 05:00 北海道新聞デジタル版から引用しました。

 下北半島の付け根に位置する青森県六ケ所村。日本原燃核燃料サイクル施設が集積するこの村に、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)が初搬入されてから今年で25年を迎えた。搬出先となる最終処分場の選定に向け、後志管内の寿都町神恵内村で文献調査が始まったことを六ケ所村の住民はどう見ているのか。現地を歩いた。

寿都・神恵内の「決断」を歓迎

 三沢空港から車で北へ50分。古い民家が連なる村役場周辺を通り過ぎると、街の風景が一変した。尾駮(おぶち)レイクタウンと呼ばれる地区で、真新しい住宅や原燃の社宅が並び、医療センターや温水プールなど厚生施設も充実する。戸田衛村長(73)は「原燃のおかげで生活環境が整った。半世紀前は想像もできなかった」。

 村には「やませ」と呼ばれる偏東風が吹き、冬は豪雪に覆われる。厳しい気候の中で農業や漁業を生業としていたかつての村は貧しく、1950~60年代の平均所得は県内最下位だった。働き手の多くは東京などへの出稼ぎを余儀なくされた。

 そんな寒村に、石油化学コンビナートなどの大規模工業地帯をつくる「むつ小川原開発」構想が持ち上がった。69年に閣議決定した新全国総合開発計画に盛り込まれ、村は用地買収に伴う土地ブームに沸いた。しかし、村を二分する激しい政争を引き起こした国家プロジェクトは、2度の石油危機で頓挫。元助役の橋本勲さん(81)は「住民は土地を明け渡して補償金を手にしたが、仕事がない状態だった」と振り返る。

 そこに浮上したのが核燃施設の立地計画だ。全国から反対派が押し寄せてきたが、村議会副議長の木村常紀さん(72)は主宰した勉強会でこんな声を聞いた。「核燃サイクルは嫌だけど、できたら働きたい」。住民アンケートでも8割近くが「施設で働きたい」と答えた。土地を買収され、施設を受け入れざるを得なかった。木村さんは「それしかなかったんだ。核燃ありきの仕組まれたわなだと思う」と語気を強める。

 それでも施設の立地と引き換えに暮らしは豊かになった。2017年度の平均所得は、村民1人当たり1460万円で県内1位。木村さんも「結果的にあの選択は間違っていなかった。生活は良くなったのだから」と話す。

 4人に1人が原燃に勤め、家族や関連会社などを含めれば大半が「関係者」となった村には、寿都と神恵内の動きを「非常に勇気ある決断」と歓迎する声が多い。95年に原燃が県や村と結んだ協定では、核のごみの保管期間を30~50年間とし、今後25年以内に県外への搬出を始めると約束しているからだ。六ケ所村商工会の種市治雄会長(54)は「最終処分場の見通しが立たないと事業自体が疑問視される。決断には大きな意義がある」と強調する。

■人口減、産業衰退 共通の背景

 だが、核燃サイクルの要の一つで、使った以上の燃料を生み出すとされた高速増殖炉もんじゅ」(福井県敦賀市)は廃炉が決定。六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場は今年7月、原子力規制委員会の適合審査に合格したが、回収したプルトニウムを国内の既存原発だけでは消費しきれないという問題も抱える。

 規制委で委員長を務めた田中俊一さんは「核燃サイクルは技術的な問題もあり不可能だ」と言い切る。大島堅一・龍谷大教授(環境経済学)も「仮に国が核燃サイクルの破綻を認めれば、核のごみの総量は減り、最終処分場の存在意義は不透明になる」と指摘する。

 記者は今秋、六ケ所村だけでなく、東京電力福島第1原発がある福島県大熊町双葉町なども訪ねた。

 寿都町神恵内村は、人口減や産業衰退を背景に文献調査に進んだが、福島も六ケ所村も、同様の理由で原発や関連施設を誘致した。その経緯を取材するにつれ、原発に依存してでも地域に潤いを―と苦悩する自治体の姿が頭に浮かんだ。

 福島出身の開沼博立命館大准教授(社会学)は、こうした現状を批判することに「戸惑いも覚える」という。自治体は生活者目線、反対派は脱原発を争点とするため、立ち位置を理解し合わない限り議論がかみ合わないからだ。賛成反対の二項対立ではなく「賛否に挟まれて生きる人たちの思いや葛藤を通じ、最終処分場の問題を考えるべきではないか」と投げ掛ける。

 <ことば>核燃料サイクル 原発の使用済み核燃料からプルトニウムとウランを取り出し、混合酸化物(MOX)燃料にして繰り返し利用する国のエネルギー政策。残った廃液をガラスで固めたものが高レベル放射性廃棄物(核のごみ)となる。

 使用済み核燃料の再処理工場と、MOX燃料を使う高速増殖炉がサイクルを回す両輪とされたが、高速増殖炉は原型炉「もんじゅ」がトラブル続きで廃炉となり、開発は頓挫した。MOX燃料を一般の原発で使うプルサーマル発電も、福島事故後に再稼働したのは4基にとどまっており、使用済みMOX燃料の処理方法も決まっていない。(土屋航)


※※※ 石川木鐸(ぼくたく)のコメント

 地を這(は)うように生きてきて、土地を手放した当初は「豊かな暮らし」ができても、人間は「動物」ですから、動かない生活=体を使わない生活内容は、「貧困」になると思いませんか。
簡単に手に入るお金は、「身体・からだ」にとって、放射能と同じく「厳しい毒」ではないかと思います。土地を手放して、海を手放して「補助金などで」暮らす生活はどのような生活になるのでしょうか? ここに出てくる木村さんは、「結果的にあの選択は間違っていなかった。生活は良くなったのだから」と話すとありますが、本当に「豊かな生活を送って」行けるのでしょうか?

 同じ11月28日の北海道新聞に「道内農業者 5年で17%減(全国は22%減)」と言うタイトルで、「高齢化、後継者不足深刻」とあり、かたや「耕地規模拡大や法人化進む」と農業従事者の減少を機械化などで補うために「耕地規模を拡大」したり、「法人化して」、会社のように農作物を工業化製品のように生産するとか、「農地の貸し出し」というこれまでいろいろなとことで行われている「方策」を取るところが多いようです。
 この記事で北海道農業の在り方の傾向は、分かりましたがこの5年間やってきたことの成果が書かれていないのが残念です。良い結果を生んでいるのか?それとも立ち行かなくなっている法人が多いのか?ほかの道を選んだ人がいるのか…分かりません。知りたいと思います。
 知人で、農業をやっている人がいて、これから「アスパラ」を植える人がいます。結果が十分出るには10年はかかるそうです。おコメの品種改良は多くの県で行われています。イチゴやマンゴーなどの果物を作っておられるところも多いようです。
 また、多様な種類の作物を作っておられる農家さんは、訪問販売をコツコツされています。同じく、漁師さんは取れた魚介類を食べやすいようにさばいて冷凍にして、あるいは混ぜご飯にしたりして販売する工夫もされています。これは新鮮でとても便利です。コロナの時代には「社会的距離」を保つにも良いと思います。
 今年は、新型コロナの影響で、売れ残ることが多く、食べ物全体の値下がりが見られています。「Go To イート」だけでなく(現在は時短になっていますが)、長期的な食糧自給の政策も、もっともっとテコ入れをしていかなくてはならないのではないかと思います。同時に、コロナ禍で仕事を失ったり、母子家庭で仕事も食べるものにも困っている方も増えているという現実がたくさん報道されています。それらの状況も巨細にみて、「桜を見る会の補填」や「菅の応援団の補填」だけでなく「ひとり親給付金」の支給を何度も何度も繰り返し調査をして、給付して、長くかかるであろうコロナによる生活自体の逼迫(ひっぱく)にも対応してほしいものです。

 読者の皆様はどのようにお考えでしょうか?

[278](投稿)医療従事者の精神的な負荷について

f:id:new-corona-kiki:20201204070125j:plain
新型コロナの診療に関わる医療従事者の精神的な負荷について
忽那賢志 | 感染症専門医

11/28(土) 18:52
ツイート

新型コロナウイルス感染症の新規患者数が増加を続けており、入院患者数や重症者数も過去最高を更新し続けています。

入院患者数や重症者数の増加によって医療崩壊が懸念されていますが、同時に医療従事者の精神的な負荷も大きな問題となります。

新型コロナ患者数は増加の一途を辿っている
11月上旬からの第3波は現在も収まる気配がなく、新規患者数は増加を続けています。

それに伴い、全国の入院患者数も増加しており、全国の入院患者数は第2波をすでに超えています。

第2波は感染者が若い世代に多かったことから重症者数は第1波を超えることはありませんでしたが、60代以上の重症化リスクの高い感染者の比率が高い第3波では重症者数の増加も著しく、すでに重症者数が第1波を超えています。

重症者数は新規患者数よりも少し遅れてピークが来ることから、重症者数はまだしばらくは増加し続けることが予想されます。

新型コロナを診療する医療従事者にかかる精神的な負荷

新型コロナの入院患者、重症者が増加することによって、本来提供できるはずの医療が提供できなくなる医療崩壊が懸念されていますが、「医療従事者の精神的な負荷」も大きな問題です。

すでに約1年に渡ってほとんど休む間もなく医療従事者は新型コロナに対応してきました。

実際には新型コロナの患者が多い時期と少ない時期とがありましたが、私自身の感覚では精神的に少しゆっくりできたのは第1波が終わった5月下旬から6月下旬くらいまでの約1ヶ月くらいで、それ以外の時期は常に緊張感・焦燥感を抱えながら診療に当たっています。

新型コロナ患者を診療している医療従事者の多くは、

・自分が新型コロナに感染するのではないか

・自分が新型コロナで死ぬのではないか

・自分から家族や同僚に感染させてしまうのではないか

・自分や家族が周囲から偏見を持たれるのではないか

という不安を抱えて診療に当たっています。

私なんかは肥満、高血圧があり感染した場合は重症化リスクが高いことから、感染したらガチで死ぬ可能性があります。

また直接患者さんを診療する以外にも、私のような中途半端な立場にある者は新型コロナの診療に関する院内外の他部署との調整に心が折れることもしばしばであり、毎日仕事を辞めたいなと思っています(突然の告白)。

さて、新型コロナ診療に従事する医療従事者にかかる精神的な負荷については、多くの調査が行われています。

一例として、流行のピーク時、中国やイタリアで新型コロナ患者の診療に当たった医療従事者の精神的な負荷について調査したところ、

不安:12~20%。

抑うつ(気分の落ち込み):15~25%

不眠:8%

心的外傷後ストレス障害(PTSD):35~49%

の頻度で精神的な負荷がみられたと報告されています。

ちなみに私も不眠(入眠障害中途覚醒)になり、飲酒量が増えています(突然の告白その2)。

医療従事者の精神的な負荷の関する39の研究をまとめたメタ解析によると、こうした精神的な負荷がみられやすい条件として、

・診療する新型コロナ患者数の増加

・隔離病棟・病室での長時間の滞在

・組織的な支援がない

・医療従事者に対する世間からの偏見・差別

が挙げられています。

一方で、

・個人防護具が使用できる

・十分な休息時間

・精神的・肉体的なサポート

・上司からの明確なコミュニケーション

・サポートしてくれる同僚

によって負荷が軽減されることも分かっています。

日本の医療従事者にも精神的な負荷が
日本からも新型コロナ診療を行う医療従事者の精神的な負荷について報告されています。

流行初期から新型コロナ診療に当たっている聖路加国際病院の医療従事者のバーンアウト燃え尽き症候群)についての調査によると、第1波の頃に、

・31%の医療従事者がバーンアウトを経験し、特に看護師で多かった(46%)

・経験年数が少ない、個人防護具に慣れていない、睡眠時間が少ない、仕事量が多いと感じている、リスペクトされていないと感じている医療従事者で多かった

とのことです。なお、バーンアウト燃え尽き症候群)とは「それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること」と定義されています。

また、日赤医療センターの848名の医療従事者の調査でも、

・10%に中等度から重度の不安障害

・27.9%に抑うつ

が第1波の頃にみられたとのことで、海外の報告と同等の結果が示されています。

入院患者数や重症者数が最多となっている第3波では、より多くの医療従事者が精神的な負荷を抱えることになる可能性があります。

医療従事者への精神的なケアについても十分な対策が求められます。

医療従事者の精神的な負荷を減らすためには

新型コロナ診療に従事する医療従事者の精神的な負荷を減らすためには「医療機関における精神的なケアのサポート体制の充実」「個人防護具の十分な配備」などがあり、行政や自治体にはこうした医療従事者への支援を求めたいところです。

しかし、医療従事者への最大の支援は「感染者を減らすこと」であることは間違いありません。

医療現場への負担を軽減するためにも今一度、

・屋内ではマスクを着ける

・3密を避ける(特に職場での休憩時間や会食)

・こまめに手洗いをする

といった、基本的な感染対策について徹底しましょう。

新型コロナの診療をしている、一医療従事者から皆さんへのお願いです

2020・11・28のyahoo japan ニュースから引用しました。(感染者数の推移を示すグラフは省略)

※※※ 石川木鐸(ぼくたく)のコメント

新型コロナ感染の拡大が、「医療崩壊」を招くかもしてないと思う中、確かイタリアの医師が「自死」したと聞きました。おそらくは医療関係者の「うつ病」も増えていると想像されます。今まで、サーズやマーズなどの世界的感染拡大に飲み込まれた国々の多い中で、幸いにもそれらの感染症に見舞われなかったのが不思議なくらいですが、逆に、世界的な感染拡大に巻き込まれなかった分、対策が甘く、専門家が早くから、秋・冬の感染拡大に対して警鐘を鳴らしていましたが、それに対する十分な措置・準備を怠ってきたつけが回ってきています。諸外国と比べると、今でもPCR検査が少ないと言われています。
また、新型コロナウイルス専用の病床数も不足しています。これまでのICU新型コロナウイルス専用に転換するくらいしかできていません。しかも、新型コロナに対して訓練を受けた医療スタッフの少なさも、準備不十分できていません。忽那氏が指摘していることを、今からでも最速で実現していかなくてはならないと思います。種々の防護用具や消毒薬、エクモを稼働させられる力を持った医師やスタッフ。体位交換をすることができる多くのスタッフ…が必要です。今からでも育成していくことが必要です。前にも同じことを言ったと思いますが、寸刻を争う事態だと思います。
一方で、知人の開業している医師は、必要不可欠な、小児に対する定期的なワクチンンをコロナの感染を恐れて敬遠する家族が多いと言っています。麻疹(はしか)など必要な、定期的接種は受けないでおくと大人になってから罹患すると重篤になる可能性が極めて高いそうです。予約などで、社会的距離を取りながら(ソーシャル・ディスタンス)、受診した方が良いようです。 
読者の皆様には、できるだけ「Go To事業」は避けて、他人(ひと)に感染させないようにして、高齢者の危険性を減じ、また医療スタッフの多大なる負担も軽減してあげて欲しいと希望いたします。

[277](投稿)国会閉会、問題山積なのになぜ?

f:id:new-corona-kiki:20201203052210j:plain
菅首相にも「桜を見る会」と同じ疑惑が浮上 「政治資金規正法違反」専門家の指摘を菅事務所に直撃

2020.11.30 06:00週刊朝日 より引用

安倍疑惑についてはポーカーフェイスだった菅首相(C)朝日新聞社


 官房長官として長年、支えた安倍晋三前首相の「桜を見る会」疑惑について衆院予算委で野党から追及されると、「前首相が国会において答弁された内容について首相に確認し、答弁してきた」とポーカーフェイスで答えた菅義偉首相。  

 まるで「言われたことをいっただけ」と突き放したような言いぶりだった。だが、その疑惑がブーメランするように、菅首相の足元を脅かしている。

 週刊ポスト(12月11日号)が菅首相も横浜のホテル開催されたパーティの収支が政治資金収支報告書に不記載になっていると報じた。問題になっているのは、地元支援者らを招いた「すが義偉 春の集い」だ。本誌も調査すると、同会は2012年、13年、14年、15年の4月に開催されていた。

 菅首相の元秘書で、横浜市議の遊佐大輔議員のブログを見ると、14年の開催場所は横浜ロイヤルパークホテル、会費は1500円と案内を出していた。地元関係者らが2500人も参加したと見られている。

 ところが、資金管理団体である「横浜政経懇話会」、「自民党神奈川第2選挙区支部」の政治資金収支報告書を見ても、この会合の記載がないのだ。2500人が参加し、1500円の会費となれば、375万円が集まったはずだ。

「こんな高級なホテルで1500円の会費なんて考えられない」

 こう驚くのは神奈川に選挙区を持つ立憲民主党後藤祐一衆議院議員だ。同ホテルは横浜のランドマークタワーの52階より上の高層階にある。横浜の海を臨む一等地にある。ここでパーティを開こうとしても立憲民主党では考えられないような金額がかかるという。

「春の集い」ではソフトドリンクやスナックなどが提供されたとされるが、場所代を含めると1500円は安すぎると言う。

「足りない分のお金は主催者が支払っているのではないか。それが菅事務所などとなると、寄付行為になる可能性がある。安倍さんと同じ問題になる」(後藤議員)

安倍疑惑についてはポーカーフェイスだった菅首相(C)朝日新聞社


ではどこが主催者なのか。先述の案内を見ると、問い合わせ先は「『春の集い』実行委員会」となっている。菅首相政治団体は別のようにも見えるが、連絡先の電話番号は菅首相の地元事務所だ。政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授はこう指摘する。

「菅事務所が実質的に主催をしていたのに政治資金収支報告書に不記載となれば、政治資金規正法違反になる」

 他にもなぜか不記載のイベントがある。「成田山初詣バスツアー」だ。毎年1000人もの参加者が集まる大ツアーだ。16年のチラシを見ると、会費は6900円。主催者は「成田山初詣実行委員会」となっている。お問い合わせ先の番号はやはり菅首相の地元事務所だ。

「有志がやっている会と見せかけて、実質的に菅事務所が主催していた疑念が強い。だから、政治資金収支報告書にも記載できない。菅首相も『知らない』だけでは済まされないでしょう」(上脇教授)

 疑惑は深まるばかりだが、国会で菅首相を追及するのは難しい状況だ。首相が出席する予算委員会も25日に終わってしまった。政府与党は12月5日までの会期を延長しない姿勢を貫いている。立民の川内博史政務調査会長代行はこう憤る。

菅首相は国会で説明責任をまったく果たしていない。安倍前首相も疑惑について国会で嘘を言ったにも関わらず、釈明もしない。与党に会期延長の交渉をしているが、応じる気配がない。このまま逃げるつもりなのだろう」

菅事務所に疑惑について尋ねると書面で回答が来た。
全文は以下の通り。

「春の集いや初夏の集いにつきましては、当初、地域の有志の方が設けていただいた歓談の場(実行委員会主催)に代議士が参加していました。その後、国政報告を主体にした集まりとなり、16年以降は、政党支部主催の国政報告会としました。同年は熊本地震が発災したことから、国政報告のみの会とし、飲食の提供はしていません。会場費は政党支部から支出し、参加者から参加費をいただいておりません。19年からは国会議員や政治家を多数招いて開催しているところです。19年以降は飲食を提供しているので参加者から参加費を徴収し、政党支部で収支を報告しているところです。
 開催費用を補填したことはありません。 
また、有志の方々が主催する事業について、連絡先の提供など事務作業をお手伝いすることはあります」
(本誌 吉崎洋夫)
週刊朝日2020年12月11日号に加筆


※※※ 骨川筋衛門のコメント


「サクラを見る会」があり、「すが義偉の春の会」があり、両者とも「ネーミング」も似ていますが、「違法献金入手の手法」も「瓜二つ」ですね。

 もしかすると、「番頭」の「ひでよし」が、親方に「耳打ち」したのでしょうか?

「それは、〇〇〇ですから、答えは控えさせていただきます」という手口も「同じ判子」でついたようです。判子はやめるつもりの「ひでよし」さんではなかったのでしょうか?

判子屋さんたちも「判子廃止」に「反抗」していますしね。

 まだ、「その件は、懸案で、『発出』していない」というのでしょうね。「政治用語辞典」を作る出版社はないものでしょうか? 出版不況で、ないでしょうね。

 「不正な政治を見張るのも学者の役目」と言う意味のことを某教授が発言しています。

ジャーナリズムもメディアも、正面切って言い出す人は少ないですね。メディアを支配者階級が支配しているからでしょうね。「権力」をもって、あるいは「金力」をもって、「不都合な真実」は「無いことにする」わけですね。

 「与党にとって、都合の良い『フェイクニュースや偽計』」は、「甘利(あまり)」などが「目に余る」ほど、ほざきますが、与党はだれも、止めませんね。「トランプ」の類は、どこにでも掃いて捨てるほどいますね。

ともかくも、「桜を見る会」も「すが義偉の春の会」も、問題山積です。国会閉会をしたい「強権政治」の菅と与党ですが、この件とともに、まだまだ対策ができていないコロナ対策をどうするのかも残っています。国民一同、読者の皆様も、労働者の皆様も、学生の皆様も、しっかり国会の「滑稽で・偽計・欺瞞に満ちた」スガタを見て、批判の刃を向けましょう!!

[276](投稿)説明責任、どこ吹く風

f:id:new-corona-kiki:20201202052718j:plain
「説明責任を」首相に包囲網 「桜」「GoTo」ゼロ答弁貫く 与党内からも苦言

観光支援事業「Go To トラベル」の運用変更や、「桜を見る会」前日の夕食会を巡る安倍晋三首相側の会費補填疑惑を巡り、菅首相の説明責任をただす声は強まる一方だ。首相は、今国会最後の答弁となるはずの30日の参院本会議でも「Go To」事業での継続方針のみを主張し、補填疑惑では「ゼロ回答」を貫いた。5日の会期末まで逃切りを図る菅に自民党内からも丁寧な対応が必要だと指摘が上がる。(藤本卓郎)

「専門家の意見に耳を傾けるべきだ」。参院本会議で、共産党山下芳生氏は首相に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるためとして「Go To 」事業の中止を迫った。だが菅は「感染拡大地域への到着分の一次停止に加え、出発分についても利用を控えるよう呼び掛けた」と事業の「修正」を強調。抜本的な見直しを否定した。
 「GO TO」を巡り、政府は11月23日に札幌、大阪市を目的地とする旅行の一時停止を決定した。だがその後も感染は拡大し、27日に一転、両市発の利用自粛も要請。対応が後手に回る中で迎えた本会議でも、首相は「同事業が感染拡大の主要な原因であるとの証拠は現在のところ存在しない」と主張し続けた。対応の遅れで、地域に混乱を招いた責任にも触れなかった。

骨川筋衛門の注👍️
 ━━菅は、「『Go To』事業で、感染拡大が起こったというエビデンスはないといいますが、逆に、『Go To』事業ではコロナに罹らず、コロナの感染拡大は別の要因によるものだというエビデンスはあるんですか?と聞きたいものです。いかがでしょうか。証明できますか?━━

桜を見る会の夕食会費補填疑惑についても「かわす」姿勢に終始した。野党は安倍の公開招致を要求したが、菅は国会で判断すべきだとした上で「答えは差し控える」と連発。これまでの国会での発言が適切だったのかを追及されても「私は国会らで誠実に答弁してきた。今後も誠実に答弁していく」と強弁した。
 ただ、安倍側の会費補填や会場のホテル発行の明細書があったとされ、菅、安倍の虚偽の答弁の疑惑が強まる中、与党内からも苦言が出始めている。自民党石破茂元幹事長は29日記者団に「(首相が過去に)間違った答弁をすれば、なぜかということ(を説明する姿勢)が国民の信頼を高める」と発言。野田聖子幹事長代行も、同日のNHK番組で「安倍氏が自らの言葉で説明責任を果たしていくべきだ」と指摘した。
 首相は事実上の国会閉会式となる4日にも2ヵ月半ぶりに記者会見を開く予定で、その対応に注目が集まる。ただ、政府関係者は、「会見でも従来答弁を繰り返すだけだろう」と見越す。
12月1日 北海道新聞より引用


※※※
 骨川筋衛門のコメント
 菅は首相になってから、責任の重大さを引き受けられなくて、「逃げの姿勢」の一点張りですね。「かわす」姿勢とも言われています。
 「決断が鈍い・遅い」のも、おそらくは二階幹事長の指示を、最低二階=2回は仰ぎ、確認する時間が必要だからでしょうね。「Go To」事業を観光事業者とつながる二階の意見を聞かないと「首相」の座から、転がり落ちるからでしょうね。
 しかも、「桜を見る会」は、安倍のことだけではなくて、「桜を見る会」の「二番煎じ」の菅の「内閣官房長官 すが義偉 春の集い」が官房長官に就任して2年目の2014年4月19日(土曜日)午後、横浜ロイヤルパークホテルの大宴会場「鳳翔」で行われたことが今は分かっています。それは、〈内閣官房長官 すが義偉 春の集い〉の吊り看板が下げられ、地元支持者でぎっしり埋まった会」で、アベと「同じ手法で集金している」せいもあって、答えに窮しているわけです。(困っちゃったわ~♪♪~~)ということで、何事にも答弁は「控える」・「逃げる」・「かわす」ことになるわけです。
 一国の首相というも恥ずかしいことですね。このざまは。旧暦では1月からは「春」ですが、「春の会」の国会論戦はどうなるのでしょうか?
そして、河井案里夫妻の先行きと同じ道筋をたどるのかもしれませんね。1億5千万円の行方とともに。

また、同時に、感染拡大の最中に、国会が休会するということは、これもまた不思議な話というか、これで感染対策と、経済対策ができるのでしょうか?こちらを多くの英知を結集して、先手、先手を打つべきだと思いますが…今の「頭目」では、期待できないですね。
国会が休会中は「スガ」タを、くらましているのかな~~

読者の皆様はどのようにお考えになりますでしょうか?

◆◆◆ 春の会姿は見えず逃げ隠れ

      アベノウタマロ 作

[275](投稿)「答弁をひかえる」答弁、急増

f:id:new-corona-kiki:20201201050838j:plain
菅政権、国会軽視も継承 説明拒否、不正確答弁を連発
11/29 11:17 更新 北海道新聞デジタル版より引用いたしました。 


 安倍晋三前政権に続き、菅義偉政権の国会軽視の姿勢が際立っている。「桜を見る会」前日の夕食会の費用を安倍氏側が補填(ほてん)した疑惑を巡る過去の国会質疑で、安倍氏が事実と異なる答弁を少なくとも33回したことが判明した。だが首相は再調査を拒否し、与党は安倍氏の証人喚問に応じない。説明責任をないがしろにする両政権の負の継承に、専門家から国会の監視機能を問う声が上がっている。

■監視機能問う声 衆院調査局の調べによると、安倍氏が2019年の臨時国会と20年の通常国会で、費用の補填を否定したり「(会場のホテル発行の)明細書はない」と説明したりした答弁は33回に上った。だが明細書は存在したとされ、野党は虚偽答弁との批判を強めている。不正確な答弁で、国会論戦をやり過ごそうとする手法は、前政権で繰り返されてきた。
学校法人「森友学園」への国有地売却問題では、17年2月に当時の安倍首相が国会で「私や妻が関係していれば、首相も国会議員も辞める」と発言。その発言の直後から財務省が公文書を改ざんし、安倍氏の妻昭恵氏に関わる記述を削除していたことが発覚した。衆院調査局によると、17~18年の森友問題を巡る国会質疑で、実際には存在する資料を「廃棄した」と主張するなど事実と異なる政府答弁が139回に上った。

■安倍政権以降急増 説明そのものを拒む対応も目立つ。20年の通常国会で批判が集まった東京高検検事長の定年延長問題では当時の森雅子法相が「個別の人事」を理由に答弁拒否を連発。菅首相も今月25日の衆参両院の予算委員会で、安倍氏の虚偽答弁が疑われた夕食会の問題について「捜査中」を理由に「答えを控える」と繰り返した。
高千穂大の五野井郁夫教授(政治学)は国会のあり方として「立法府には三権分立で行政府を監視する役割があり、与党も率先して疑惑を解明するべきだ。民主主義の根幹である国会の機能が問われている」と指摘する。(玉邑哲也)


立命館大の桜井啓太准教授が国会会議録検索システムで1970年からの国会で出た「お答えを差し控える」との答弁数を調べたところ、過去は年100件前後だったのが第2次安倍政権以降に急増し、17~19年は年500件を超えた。
■「トランプ氏と共通」 国会軽視の背景には官邸が人事権を通じて与党や国会運営への影響力を強め、野党の要求も無視されがちとなる「1強体制」がある。
北大大学院の吉田徹教授(比較政治)は、安倍氏官房長官だった首相は疑惑が出ても与党の「数の力」によって、その場しのぎで国会を乗り切ってきたとした上で「その手法が『成功体験』になったのではないか」とみる。「説明を尽くすよりも真偽不明の情報を垂れ流して対立をあおるトランプ米大統領の姿勢とも共通する」と分析する。

※※※ 骨川筋衛門のコメント

アベチャンも秀吉も、いや義偉も、官僚も「〇〇〇」を「理由に」答えを控えるという場面が多いですね。現下、「サクラを見る会」を含めそれ以前の諸「疑惑」も、それをもって政権並びに与党は「事件」をもみ消した。改ざん、黒塗りのペーパーだけ…というのも同じで、森友の「改ざん文書問題」では、「改ざんを苦にして自死された夫」の件で妻が訴え裁判になっています。この手のことが「安倍政権以降急増」していると指摘されています。
20年の東京高検検事長の定年延長問題でも、当時の森雅子法相が「個別の人事」を理由に答弁拒否を連発しました。数で押し切ることが通ってしまう体験として身に沁みこみ、同じ手法をこれからも使われると思われるので、このような政権&与党に「政治権力の独占」に対する反対の声を上げていきましょう!!読者の皆様、労働者の皆様、学生の皆様、一致団結して「独裁政権」に「ごまかし」反対の声を上げていきましょう!!

[274](投稿)新型コロナ感染症の後遺症

f:id:new-corona-kiki:20201130080354j:plain
① 日本からの新型コロナ後遺症の報告 約2割が発症約1~4ヶ月後に脱毛の症状も
忽那賢志 | 感染症専門医 

10/24(土) 9:38 ①は、yahooニュースからの引用です。


新型コロナウイルス感染症には遷延する症状、いわゆる後遺症を訴える患者さんが一定の割合でいらっしゃいます。

海外から後遺症の報告が続き、徐々に実態が明らかになってきていましたが、日本からもこの後遺症に関する報告が出ましたのでご紹介いたします。

新型コロナの後遺症「LONG COVID」
海外ではこの新型コロナの後遺症についての研究が進められています。

イギリスの国立衛生研究所(NIHR)では遷延する新型コロナによる症状(いわゆる新型コロナ後遺症)を「LONG COVID」と呼び、病態の解明に取り組んでいます。 (石川木鐸 注:この場合のLONGは、「長く続く」という意味で、LONG COVIDは、コロナウイルスによる「長引く後遺症」と読み替えてください)

このLONG COVIDは、単一の病態ではなく、実際には4つの病態が複合的に絡み合った病態ではないか、ということが分かってきました。

4つの病態とは、

(1) 肺、心臓への恒久的障害

(2) 集中治療後症候群(post intensive care syndrome:PICS)

(3) ウイルス後疲労症候群(post-viral fatigue syndrome)

(4) 持続するCOVID-19の症状

を指し、これらがオーバーラップしていると考えられています。

このうち「(2)集中治療後症候群」は集中治療室(ICU)在室中あるいはICU 退室後、さらには退院後に生じる身体障害・認知機能障害・精神の障害を指すものであり、多くは重症例でみられる後遺症ですが、それ以外の病態の重症度は様々であり、軽症例でもみられることがあるようです。

例えば、「(1)肺や心臓への恒久的障害」は、軽症例や入院を要しなかった症例でも報告されています。

また「(3)ウイルス後疲労症候群」、「(4)持続するCOVID-19の症状」に関して海外から報告されています。例えば、新型コロナを発症してから約110日後に電話インタビューで回答した120人の回復者のうち、約3割の人で記憶障害、睡眠障害、集中力低下などの症状がみられたというフランスからの報告がありますが、これらの症状は「(3)ウイルス後疲労症候群」の症状と考えられます。

イタリアからの報告では、新型コロナから回復した後(発症から平均2ヶ月後)も87.4%の患者が何らかの症状を訴えており、倦怠感や呼吸苦、関節痛、胸痛、咳、嗅覚障害、目や口の乾燥、鼻炎、結膜充血、味覚障害、頭痛、痰、食欲不振、ノドの痛み、めまい、筋肉痛、下痢などの、新型コロナの急性期にみられた症状が持続していたとのことです。これは「(4)持続するCOVID-19の症状」に当たるものです。

日本からのLONG COVIDに関する初めての報告
先日、日本から初めてとなる新型コロナ後遺症に関する臨床研究が報告されました。

国立国際医療研究センター感染症で有名な病院ですね)からの報告であり、著者にはMiyazato, Moriokaらの中心メンバーとともにSatoshi Kutsunaというどこかで聞いたことのある人も名を連ねています。

国立国際医療研究センターに入院していた新型コロナ患者に退院後に電話インタビューを行い、それぞれの症状についての症状の持続について詳細に聴取したものです。

最終的に回答が得られたのは63人(9割が日本人)であり、このうち酸素投与を受けた中等症患者が27%、人工呼吸管理を受けた重症患者が8%でした。つまり大半は軽症患者です。

新型コロナの症状の持続期間(Open Forum Infectious Diseases, ofaa507より)新型コロナの症状の持続期間(Open Forum Infectious Diseases, ofaa507より)
「(4)持続するCOVID-19の症状」に関しては、発症から60日経った後にも、嗅覚障害(19.4%)、呼吸苦(17.5%)、だるさ(15.9%)、咳(7.9%)、味覚障害(4.8%)があり、さらに発症から120日経った後にも呼吸苦(11.1%)、嗅覚障害(9.7%)、だるさ(9.5%)、咳(6.3%)、味覚異常(1.7%)が続いていました。

また、急性期にはなく後から嗅覚障害が出現した人もおり、発症から92日経ってから嗅覚障害が出現した人もいました。

コロナ患者の脱毛がみられる頻度と発症日からの推移(Open Forum Infectious Diseases, ofaa507より)

また、「(3)ウイルス後疲労症候群」に関連した症状として脱毛についても聴取が行われており、全体の24%で脱毛がみられました。脱毛の持続期間は平均76日で、発症時には全くみられないものの、発症後30日くらいから出現し、発症後120日くらいまでみられることがあるようです。

今回の報告と、これまでの海外の報告とを比較してみると、「(4)持続するCOVID-19の症状」に関しては、イタリアの報告よりもそれぞれの症状の続く頻度は低いようです。

一方で脱毛についてはフランスからの報告の頻度とほぼ一致していました。

今後は、どういった人にこれらの後遺症の症状が現れやすいのか、についての解明が必要と思われます。

LONG COVIDのインパクトを正しく捉える

徐々に新型コロナ後遺症の実態が明らかになってきました。

新型コロナ感染者は世界で4000万人を超えており、まだまだ増え続けています。

ほとんどの人は回復していますが、一方で回復者の中にはこうした後遺症に悩まされる人が一定の割合でいるという事実が、社会に与えるインパクトは非常に大きいものと考えられます。

「後遺症は怖い」とやみくもに恐れる必要はないと思いますが、後遺症の実態を考えれば「若いから感染しても大丈夫」とは決して言えないでしょう。

後遺症の症状に対する有効な治療法はない以上、新型コロナに罹らないことが最大の予防になります。

新型コロナの流行が始まってもうすぐ1年になろうとしています。

そろそろ感染対策に対する意識も緩んでしまう時期ですが、Withコロナの時代はまだまだ続きそうです。

「手洗い」「咳エチケット」「屋内でのマスク着用」「3密を避ける」といった感染対策を今一度徹底しましょう。

新型コロナウイルス感染症の後遺症に対する治療法を発見か?  20.11.01

公立大学法人宮城大学での
20.11.01

新型コロナウイルス感染症の“後遺症”に対する治療法を発見/看護学群・風間逸郎教授
中身は難しいですが、いくつかの薬剤に効果があるとの基礎研究と薬剤の研究がなされた報告です。
以下のアドレスからご覧ください。

https://www.myu.ac.jp/academics/news/folder001/4103/

※※※ 石川木鐸(ぼくたく)のコメント

 感染症と免疫に詳しい専門家の知人に、「ほとんど無症状か、軽い風邪症状を患(わずら)った」若い人でも、何カ月も続く後遺症、例えば、頭痛、胸痛、なんとも言えない「だるさ」などに悩まされている人がいるという記事を見て、まだまだ増えていく、第3波の新型コロナの感染に罹患しないようにしたいのだけれど…という話をしてみると、いろいろと教えてくれました。

 その中で分かりやすく、これまで、TV放送などで見聞されたことを、日常的に使える方法を教えてもらいました。

 先ずは、寒くて乾燥する冬場になるべく感染しないようにすることを第一に考えて、「上意下達(じょういかたつ)」の「自粛」ではなく、積極的に、自らもこれまでの「研究」されていることがらからはじめましょう。

 ①3蜜を避けること、②手洗いをまめにすること(アルコール消毒(丁寧にやると数秒で効果があります)、石鹸で手・手首・爪・顔などをよく洗うと脂溶性なので効果があります。歯磨きをこまめにする(歯磨き粉は石鹸のような成分でできています。いわばお口の手洗いのようなものです。(できれば、専用の舌を磨く用具で軽く舌を洗いましょう)、ついでに「うがい」もしましょう。
 大小便を排せつする前後の手洗いをする。ドアノブに触れたら、アルコールか石鹸で良く手洗いをする。ウイルスは消化管でも生息し、糞便にも出てくるので、口から肛門、排泄物に注意して、洗浄や手洗いをする。トイレの水を流すときには、トイレの蓋(ふた)をしてから、水を流すとトイレの水の跳ね返りが無くなります…

 以上は、どれもこれまですでに、世に言われてきたことを、手を抜かずに、やりましょうということです。
 マスクはもちろんする。もし外食することになった時は、食事の時に話をするときはマスクして話をする。食べるときだけマスクを外す…ということも含めて実行してくださいね。
 無症状の人も、軽い風邪だと思った方も、いろいろな「後遺症」に悩まされないようにしましょう。
まだやれることはありますが(冬場の湿度の保持、湿度を保持する器具をお使いの方は、道具を部屋の中心に設置する。換気は1時間に5分は必要)、今回はこの辺りで、終わります。