[1325]政府が原発処理水についての偽情報対策をAIで

 政府は東京電力福島第1原子力発電所の処理水に関する国内外の「偽情報」対策にAIを使うそうです。AIを使ってインターネット上の情報を検索し、すぐ反論できる仕組みを設けました。SNS(交流サイト)や動画の多言語対応も進めています。

 外務省は26日、公式ツイッターに「STOP風評被害」とハッシュタグを付けて、英語、中国語、韓国語を含む9種の言語で処理水の安全性を訴える動画を紹介しました。

 そのAIは「処理水は安全」という情報を偽情報と認識するのでしょうか。「安全」と言いきればそれは偽りです。内部被曝による晩発性障害は起きないということを科学的に証明しなければ安全とは言えません。

 有機結合型トリチウムの危険性について具体的に注意を促した情報であれば正しいと言えます。AIを使うならそう判断するAIをつくらなければなりません。