[1580]日米指揮統制枠組み強化 「日米同盟は全世界に向けた、かがり火だ」(バイデン)

 バイデンー岸田によって日米共同声明が発表されました。二人は日米同盟のパートナーシップを地球的規模に広げるというエールを交わしました。

読売新聞オンラインより

岸田首相、自衛隊在日米軍の「指揮統制枠組み向上」を表明…日米首脳共同記者会見 4/11(木) 10:23配信

 岸田首相は10日午後(日本時間11日未明)、米国のバイデン大統領と米ホワイトハウスで会談後、共同記者会見に臨んだ。首相は、自衛隊在日米軍の相互運用性強化に向け「指揮統制枠組みを向上させ安全保障・防衛協力を強化する」と表明し、バイデン氏は「日米同盟の発足以来、最も重要な改良だ」と意義を強調した。  会談は、首相と外相らに同席者を絞った30分間の少人数会合を含め、約85分間行われた。会談後には、各協力策をまとめた「未来のためのグローバル・パートナー」と題した共同声明を発表した。 指揮統制の見直しは、陸海空自衛隊を束ねる「統合作戦司令部」が2024年度末に創設されるのに合わせた在日米軍の司令部機能の強化が柱となる。

 首相は「日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化が急務だ」と指摘し、共同声明について「国際社会の平和と安定、繁栄を支え、国際秩序を維持・強化していく日米の決意を表明した」と述べた。 バイデン氏は、日本の防衛力強化を念頭に、「日米のパートナーシップは真に地球規模に変化を遂げた。岸田首相の勇気あるリーダーシップのおかげだ」と日本側の取り組みを称賛した。日米の協力分野が拡大しているとして、「日米同盟は全世界に向けた、かがり火だ」と表現した。

 両首脳は、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けた連携も確認した。首相は「北朝鮮との対話の道が開かれているとの共通認識も踏まえ、率直な意見交換を行い、日米、日米韓で緊密に連携して対応することで一致した」と説明した。 バイデン氏は「北朝鮮との対話を始める同盟国の機会を歓迎する。首相を信頼している。首相が北朝鮮との対話を求めることは良いことだ」と述べ、支持する考えを表明した。  米英豪が先端技術分野への日本の参加を検討すると表明した3か国の安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」を巡っては、バイデン氏は「様々な能力にわたる日米の防衛協力の新たな基準を示すものだ」とし、今後の日本の関与に期待を示した。 一方、首相はオーカスについて、「地域の平和と安定に資することから取り組みを一貫して支持している」と評価したが、協力関係については「何か決まったものは現在はない」と述べるにとどめた。

以上

専守防衛」も今は昔、敵基地攻撃能力を持つ日本自衛隊は米軍と国外に向かいます。