改憲を危惧する読者より
国連難民高等弁務官事務所の要請を受けた政府は自衛隊機を使ったウクライナへの支援物資輸送を計画していますが、毛布などの物資の積み込み拠点となるインド政府から自衛隊機の受け入れを断られ、民間機を使うことにしました。
インド政府から見れば自衛隊機は日本軍機なのです。インドはQuad (日米豪印の4ヶ国戦略対話)の一員ですが、ウクライナ問題でロシアを名指しで非難していません。国連安保理、国連総会でロシアを非難する決議案には棄権しています。インドはロシアから武器援助を受けており国境防衛でロシアの支援を必要としているのです。
しかし、政府はどうしても自衛隊機を使いたいらしく、UAE(アラブ首長国連邦)からの輸送は自衛隊機を使用する方針を決め閣議決定すると言っています。
政府は自衛隊=「日本国軍」の貢献を国際的にアピールしたいのです。
ウクライナ支援を派兵のきっかけにするのはやめるべきです。既成事実をつくり憲法改悪の地ならしをする政府の動きを注視しなければなりません。