私はこの短い記録映像を見て、哀しさを感じました。
今は車椅子生活になった2年前には逞しく明るかった医師はゼレンスキーからもらった勲章を見せながら「難しい」と取材記者に語った。
BBCの映像は一人の従軍医師の苦しみを通じて2年間を振り返る、というテロップが流れて始まります。
開戦直後に自信にあふれていたウクライナ人医師……2年後には BBCが追跡取材 2/25(日) 10:07 Yahoo!ニュース© BBC News
2022年2月にロシアがウクライナ全面侵攻を開始してから2年がたった。 開戦直後にBBCが取材したオレグ・クラフチェンコ医師は、志願してウクライナ軍に入ったばかりで、前線の激戦地にあっても希望と自信にあふれていた。 その1年後、そして2年後と、BBCのアンドリュー・ハーディング記者がクラフチェンコ医師に取材し続けた様子をたどる。
以上BBCニュース
4分弱の映像を見ました。
2022年開戦直後、ロシアに包囲されたリシヤンスクにて
オレグ・クラフチェンコ医師は取材記者を車に乗せて街を案内してくれた。ロシア軍に砲撃されたところを見せながら自信に満ちた笑顔で「ひと月半もすればロシア人を全員撃って追い出すと思う」と語りました。しかしながら数週間でリシャンスクから撤退。
1年後記者はクラフチェンコさんとバフムートで再会しました。
ウクライナ軍は反転攻勢はなかなかうまくいかず多くの死傷者を出しました。「大変な1年でしたね」と記者に言われクラフチェンコさんは「大変でした、難しい」と語りました。あなたの運命は大丈夫ですか?と記者に問われ暫くの間をおいて「わかりません」と答えました。
そして2年後。記者はクピヤンスクに彼の医療チームを訪ねました。
怪我をして車椅子生活になったクラフチェンコさんに記者が問いかけています。2年前と比べて「今のウクライナ戦争をどう思っていますか」。
彼は「勝つことを願っています。」と答え戦争は長く続くだろうと語っています。
戦争に関わっている多くの国家権力者の利害が絡み泥沼化している中でロシアの侵略に素朴な民族意識をバネとして戰う兵士が生命の危険にさらされています。
勝つまで戦うというゼレンスキーら指導者は自分と西側陣営のことしか考えていないと思います。
人海戦術をとり人を人と思わないプーチンの侵略動員に怒るロシアの勇気ある労働者学生とウクライナの反戦運動とともに戦争反対の声をあげ続けるほかありません。